The Christmas Song

ザ・クリスマスソング
Chestnuts Roasting on an Open Fire
ナット・キング・コール(Nat King Cole/1919–1965)

毎年クリスマスシーズンによく耳にするナット・キング・コールの温かい歌声

ナット・キング・コール EMIミュージック・ジャパン

 『The Christmas Song (ザ・クリスマスソング/Chestnuts Roasting on an Open Fire)』は、フランク・シナトラと並ぶアメリカジャズ界の巨匠メル・トーメ(Mel Tormé/1925-1999)による1944年作曲のクリスマスソング

 様々なアーティストがカヴァーしているが、最も有名なのはナット・キング・コールNat King Cole/1919–1965)によるレコーディングだろう。特に1961年のバージョンは、クリスマスシーズンになるとアメリカのラジオ放送などで頻繁に耳にすることができる。

  ナット・キング・コールは、アメリカ アラバマ州モンゴメリー生まれのジャズ・ピアニスト・歌手。往年のファンや洋楽通からはナッキンコールと呼ばれることも。

 デビュー当時はジャズトリオとして活動していたが、艶のある声を買われて歌手として活動を始めると、「モナ・リザ(Mona Lisa)」、「ルート66(Route 66)」、「トゥー・ヤング(Too Young)」など次々とヒットを飛ばし、ポピュラー界で不動の地位を得るに至った。

【関連ページ】 ナット・キング・コール 『L-O-V-E(ラブ)』 (映画『スウィング・ガールズ』エンディング)

チェスト・ナッツ、ジャック・フロスト、ユール・タイド ~冬を連想させる風物詩~

クリ 歌詞の中には、Chestnuts, Jack o' Frost, Yuletideなどクリスマスシーズンを連想させる冬の風物詩が散りばめられ、スローで温かい曲調に乗せて、穏やかなクリスマスの情景がしっとりと描かれている。

 「Chestnuts(チェスト・ナッツ)」とは、アメリカ民謡『大きな栗の木の下で』の歌でも歌われる「クリ」のこと。イギリスやフランスでは、ローストされたチェスト・ナッツ、つまり焼き栗は、日本の焼き芋の様に屋台で売られる冬の風物詩となっている(日本では秋の風物詩)。

 「Jack o' Frostジャック・フロストジャック・オ・フロスト/霜男)」は、イングランドに伝わる冬の間にしかあらわれない霜の妖精。冬が厳しい時は、ジャックフロスト達が悪さをしているといわれている。

 「Yuletideユールユール・タイド)」とは、「クリスマス・シーズン」の意。語源の「Yule(ユール)」は、古代ヨーロッパ(ゲルマン人)で冬至の頃に行われた祭り(ユール祭)を指す。北欧諸国では現在でもクリスマスのことをユールと呼んでいる。

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