雪(雪やこんこ あられやこんこ)

日本の童謡・唱歌/犬は喜び庭かけまわり 猫はこたつで丸くなる

「雪やこんこ あられやこんこ」が歌い出しの『雪(ゆき)』は、1911年の『尋常小学唱歌(二)』初出の文部省唱歌。

100年近く前の曲だけに、「こんこ」といった若干古めかしい表現が見られるが、今日では逆にその古さが味わい深い。

ちなみに、「こんこ」の正確な意味・語源は不明だが、「来む」(来い = 降れ)と関係があるとのこと。

原曲は「雪やこんこん」!?

文部省唱歌『雪』が出版される10年前の1901年(明治34年)、瀧廉太郎が作曲、東くめが作詞を担当した「幼稚園唱歌」の第18曲目に、「雪やこんこん」と題された曲が掲載された。

冒頭の歌詞は、「雪やこんこん あられやこんこん」。全ての歌詞は後掲するが、明らかに「幼稚園唱歌」から大きな影響を受けていることがうかがえる。

ドヴォルザーク歌曲『聖書の歌』と似てる?

余談だが、文部省唱歌『雪』のメロディについては、19世紀チェコの作曲家ドヴォルザークが1894年に作曲した歌曲集『聖書の歌』の一曲との類似性を指摘する説があるようだ。

当時の日本の唱歌は西洋のクラシック音楽や賛美歌に影響を受けた曲がいくつかあるので、あながち偶然の一致と断じることもできないが、果たして真相やいかに。

【試聴・歌詞】 雪(ゆき) 文部省唱歌

雪やこんこ あられやこんこ
降っては降っては ずんずん積もる
山も野原も わたぼうしかぶり
枯木残らず 花が咲く

雪やこんこ あられやこんこ
降っても降っても まだ降りやまぬ
犬は喜び 庭かけまわり
猫はこたつで丸くなる

雪やこんこん 明治34年「幼稚園唱歌」より

雪やこんこん あられやこんこん
もっとふれふれ とけずにつもれ
つもった雪で だるまや燈籠
こしらへましょ お姉様

<メロディの視聴はこちらのページで(下の方)>

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