Up on the Housetop
アップ・オン・ザ・ハウストップ
アメリカで最も古いクリスマスソングの一つ
『Up on the Housetop アップ・オン・ザ・ハウストップ』は、アメリカの作曲家ベンジャミン・ハンビー(Benjamin Hanby/1833–1867)が1864年に発表したクリスマスソング。
1857年に作曲された『ジングルベル』と並び、アメリカで最も古いクリスマスソングの一つ。歌詞の中でサンタクロースに明示的に言及したクリスマスソングはこの『Up on the Housetop』が初めてではないかと考えられているそうだ。
また、クリスマス関連のイラストなどで、家の屋根の上にサンタやそり、トナカイらが降りている場面が描かれることがあるが、これも『Up on the Housetop』が元祖であるとの指摘もみられる。
『ジングルベル』がそもそも11月下旬のアメリカにおける祝日サンクスギビングデー(Thanksgiving Day)を念頭においた曲であることを考えると、『Up on the Housetop』はクリスマスやサンタクロースを真正面から描写した最初のクリスマスソングと言っても過言ではないかもしれない。
『Up on the Housetop』をカバーしたアーティストは多数にのぼるが、中でもジャクソン5(The Jackson 5)、ジーン・オートリー(Gene Autry)、歌うシマリス3兄弟(Alvin and the Chipmunks)らのカバー版が比較的有名と思われる。