きよしこの夜

讃美歌/クリスマスキャロル

『きよしこの夜』は、クリスマスシーズンには欠かせない世界的に有名な讃美歌の一つ。

原曲はドイツ語で書かれた『Stille Nacht シュティーレ・ナハト』。牧師の由木 康(ゆうき こう/1896-1985)が歌詞を日本語に訳し、讃美歌第2編(1909年)に初めて収録された。

その後は小学校の音楽教科書にも採用され、親しみやすい穏やかなメロディーと歌詞で、日本のクリスマスにおける定番の讃美歌・キャロルとして定着していった。

ちなみに日本のカトリック教会では、カトリック聖歌集111番『しずけき(静けき真夜中)』として、メロディは同じだが異なる歌詞で歌われている。

ギター伴奏曲として慌てて作曲?

クリスマスキャロル『きよしこの夜』が初めて演奏されたのは、1818年12月25日、オーストリアのオーベルンドルフの聖ニコラウス教会でのこと。

いつもなら教会のオルガンで演奏するところだったが、なんとよりによってクリスマス・イヴの前日に、肝心のオルガンがネズミに壊されてしまうトラブルが発生。

壊れてしまったオルガンの代わりにギターで伴奏できる讃美歌を作曲するよう、慌てて教会オルガン奏者のグルーバーに依頼。クリスマス本番までのわずか数日間で、『きよしこの夜』のメロディが作曲されたという。

その他の有名なクリスマスキャロル・讃美歌は?

クリスマスシーズンによく流れる有名なクリスマスキャロルとしては、『もろびとこぞりて』、『かみのみこはこよいしも』、『あらののはてに』などが定番。

その他のクリスマスソングについては、こちらの特集ページで。一般的な讃美歌・教会音楽については、こちらの「有名な教会音楽・賛美歌 解説と試聴など」ページで解説している。

クリスマスソング特集 ハッピークリスマス!

【試聴】きよしこの夜 讃美歌

【歌詞】 讃美歌 きよしこの夜

きよしこの夜 星は光り
救いの御子(みこ)は
馬槽(まぶね)の中に
眠り給う いと安く

きよしこの夜 御告(みつ)げ受けし
牧人(まきびと)たちは
御子の御前(みまえ)に
ぬかずきぬ かしこみて

きよしこの夜 御子の笑みに
恵みの御代(みよ)の
朝(あした)の光
輝けり ほがらかに

【歌詞】 讃美歌 しずけき カトリック聖歌集111番

静けき 真夜中
牧場(まき)の みそら
樂しくも聞ゆる
みつかいの祝歌(ほぎうた)
みすくいの君(きみ)
今あれませり

静けき 真夜中
静か うまや
夜寒(よさむ)をも知ずに
馬槽(まぶね)に眠ります
御子(みこ)のみすがた
いともかしこし

静けき 真夜中
来たり おがめ
とうとき嬰兒(みどりご)の
いつくしき御光(みひかり)
いみじく奇(く)しく
やみをば照らす

クリスマスソング特集 ハッピークリスマス!