じゃんけんホイホイ どっち引くの♪

志村けんと石野陽子の夫婦コントから生まれた変則ジャンケン

「じゃんけんホイホイ(ポイポイ) どっち引くの♪」は、お笑い番組「志村けんのだいじょうぶだぁ」(1987-1993)で、志村けんと石野陽子が夫婦コント(就寝コント)の中で行った変則ジャンケン。

写真:フジテレビ系「志村けんのだいじょうぶだぁ」より

正確には、「じゃんけんホイホイ どっち引くの こっち引くの ビームシュワッチ!」と歌われる(遊び方・ルールは後述)。

この「じゃんけんホイホイ(ポイポイ)」は全国の小学生の間ですぐに人気のジャンケンとなり、今日の小学校でも様々なローカル・ルールや歌い方で親しまれている。「ビームシュワッチ!」は「ビームフラッシュ!」とも歌われる。

まずは志村けん版のオリジナル「じゃんけんホイホイ」の遊び方を確認したうえで、全国の変わった遊び方や歌い方についてまとめてみたい。

【関連ページ】テレビ番組とじゃんけん 主な歴史まとめ

元祖・志村けん版「じゃんけんホイホイ」

志村けん・石野陽子版「じゃんけんホイホイ」では、①最初にジャンケンで親を決め、②「ビームシュワッチ!」の掛け声とポーズで勝敗を決する。

じゃんけんホイホイ どっち引くの こっち引くの♪

まず①では、「じゃんけんホイホイ」と歌いながら、両手でグーチョキパーのいずれかを相手に向けて出して止める。交差はさせない。

「どっち引くの♪」と歌ってる間に手を見比べて、どちらの手を引っ込めるか一瞬で判断する。「こっち引くの♪」で片方を引っ込める。勝敗は残った手で、通常のジャンケン・ルールで決める。

ビームシュワッチ!

次に②では、①のジャンケンで買った方が親となり、ウルトラマンシリーズから選んだ3種類のポーズでポーズ・ゲームを行う(事前に3種類を決めておく)。

「ビームシュワッチ!」の掛け声で同時にポーズを取り、子が親と同じポーズをとってしまったら負け。3回やっても同じにならない場合は①のジャンケンからやり直し。

全国各地のローカル版「じゃんけんホイホイ」

テレビ番組「志村けんのだいじょうぶだぁ」から全国へ広まった「じゃんけんホイホイ(ポイポイ)」は、地域ごとに独自のローカル・ルールや遊び方・歌い方が多数確認されている。

志村けん版とは異なり、勝敗はジャンケンのみで決まり、その後は負けた相手を罵倒する「あんたバカね♪」「ビームフラッシュ!」パートが付け加わっている。

以下では、表記は「ホイホイ」に統一する。

「じゃんけんホイホイ どっち隠す こっち隠す♪」

「じゃんけんホイホイ どっち抜かす こっち抜かす♪」

上の二つは志村けん版とほぼ同じ。水平に両手をクロスさせる地域もある。

「こっち隠す(抜かす)」を歌わずに短く終わらせるやり方もあり。

じゃんけんホイホイ、どっちか替えて どっちか引いて

途中で一つ手を変えられるやり方。より複雑になりゲーム性が増す。

胸の前で交差させ、最後に出すやり方

「じゃんけんホイホイ どっち出すの こっち出すの♪」

最初に両手を胸の前で交差させておき、勝負手だけを相手の前へ出すやり方。

「じゃんけんホイホイ いっこ替えて いっこ出して♪」

途中で一つ手を変えられるやり方。より複雑になりゲーム性が増す。

あんたバカね♪

じゃんけん以降の「あんたバカね(馬鹿ね)」パートについては次のとおり。

志村けん版とは異なり、全国各地のローカル版では勝敗はジャンケンのみで決しており、「あんたバカね」パートは負けた相手への単なる罵倒になっている地域が多いようだ。

したがって、このパートを歌わずにジャンケンだけで終わらせても問題はない。

「あんたチョット馬鹿ね。あんたよりましよ」

「あんたチョット馬鹿ね。あんたよりましよ。ビームフラッシュ!」

「あんたチョット馬鹿ね。あんたよりましよ。ビームシュワッチ!」

「あんたチョット馬鹿ね。ほっといて」

「あんた馬鹿ね」とも歌われるが、「チョット」を挟んだ方がリズムに乗せて歌いやすいし、言葉の印象も少し和らぐだろう。

ビームフラッシュ!(ビームシュワッチ)の部分は、「ターイムショック!」「グリンピース!」「ホットケーキ!」など全く違う単語で歌われる地域もあるようだ。

ビームシュワッチ!の由来は?

ビームシュワッチ!の掛け声については、志村けんの番組が始まる数年前に、すでに他局のバラエティ番組で行われていた変則ジャンケンがルーツとなっている(ルールは異なるが)。

ご興味のある方は、こちらのページ「テレビ番組とじゃんけん 主な歴史まとめ」を適宜参照されたい。

関連ページ

テレビ番組とじゃんけん 主な歴史まとめ
最初はグー、じゃんけんホイホイなど、テレビとじゃんけんの深い関係とは?
有名なわらべうた・遊び歌
「あんたがたどこさ」、「はないちもんめ」、「おちゃらかほい」、「ずいずいずっころばし」など、日本の古いわらべうた・有名な遊び歌