いい湯だな 歌詞の意味・由来

群馬県の温泉ソングがドリフで全国版に

『いい湯だな』は、1967年(昭和42年)6月にリリースされたザ・ドリフターズの温泉ソング。作詞:永六輔、作曲:いずみたく。「ババンババンバンバン♪」や「ビバノンノン」などの独特な囃子ことばで有名。

いい湯だなジャケット写真

バラエティ番組「8時だョ!全員集合」や「ドリフ大爆笑」のエンディングで使用され、国民的な温泉ソングとして定着した。「ドリフ大爆笑」ではカバー曲『さよならするのはつらいけど』として歌われた。

ところで、「ババンババンバンバン♪」や「ビバノンノン」などのユニークな歌詞は、ドリフターズ版で初めて追加された独自のフレーズだが、これらは一体どんな意味や由来があるのだろうか?

原曲のデューク・エイセス版との違いなどと合わせて、簡単に調べてまとめてみた。

【試聴】 いい湯だな ビバノンロック

原曲は群馬県の温泉ソング

ドリフターズ『いい湯だな』は、男性4人組ボーカルグループ「デューク・エイセス」がその前年にリリースした同名の温泉ソングをカバーした楽曲。

デューク・エイセス版『いい湯だな』では、ドリフ版でおなじみの「ババンババンバンバン♪」や「ビバノンノン」などの囃子ことばは無い。

また、デューク・エイセス版は群馬県限定の温泉ソングで、草津温泉、伊香保温泉、万座温泉、水上温泉の4つが歌詞に登場する。

これに対し、ドリフターズ版では、登別温泉(北海道)、草津温泉(群馬県)、白浜温泉(和歌山県)、別府温泉(大分県)と、幅広い地域の温泉が歌われている。

ババンババンバンバンの意味・由来は?

ドリフターズ版で追加された「ババンババンバンバン♪」の意味ついては、曲の調子を整えるための意味のない囃子ことばと考えられる。レコーディングの際に加藤茶がアドリブで入れたとの解説もネットで見かけた。

「バンバン」の由来については、筆者は最初スパイダース『バン・バン・バン』から影響を受けているのではと考えたが、よく調べてみるとこの曲は1967年10月リリースで、ドリフ版『いい湯だな』はその4か月前の1967年6月に発売されている。

時系列から言えば、「バンバン」のルーツはドリフ版『いい湯だな』ということになるが、両曲は時期的にも近く、狭い音楽業界における情報網の存在を考えれば、「ドリフが先」であると断定できないかもしれない。

ちなみに音楽業界における「バンバン」の系譜については、こちらの「歌えバンバン 合唱曲」のページでも解説している。

ビバノンノの意味・由来は?

「ビバノンノン」の意味については、上述の「ババンババンバンバン♪」と同様、曲の調子を整えるための意味のない囃子ことばと考えられる。

その語源・由来については、まず「ビバ」と「ノンノン」を分けて考える必要がある。

「ビバ VIVA」は、イタリア語やスペイン語で「万歳」を意味する単語。英語の文中でもそのまま使われる。

「ノンノン」については、フランス語で否定の「いいえ」を意味する「ノン non」や、英語の「ノー no」などが語源として考えられる。

筆者の私見では、ドリフ版『いい湯だな』がリリースされた前年に大ヒットしたスパイダースのシングル『ノー・ノー・ボーイ No No Boy』が何らかの影響を与えていると推測している。

ちなみにヤフー知恵袋によると、ドリフがよく行ってたクラブやキャバレーでホステスたちが使っていた合いの手だった、との情報もあった。真相やいかに。

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