『モーツァルトの子守歌(フリースの子守歌)』は、オーストリアの作曲家ベルンハルト・フリース作曲の子守歌。作詞はフリードリッヒ・ヴィルヘルム・ゴッター(Friedrich Wilhelm Gotter)。
日本では、堀内敬三の訳詩により、「眠れよい子よ 庭や牧場に」の歌い出しで知られる日本語の歌詞がつけられている。
長い間モーツァルト作曲とされてきたが、近年、ドイツの研究家がハンブルクの図書館で発見した18世紀後半頃の歌集に「フリース作曲」の記述を発見し、「フリースの子守歌」と改められるようになった。
モーツァルト作曲とされた理由については、モーツァルトの妻が持っていたフリースの楽譜を見てケッヘルが整理番号をつけてしまったから、または、妻の再婚相手が出版したモーツァルトの伝記に「モーツァルト作曲」の記述が見られたから等、様々な憶測が飛び交っているが、明確な理由は分かっていないようだ。
2005年公開の日本映画『ローレライ(LORELEI)』では、『モーツァルトの子守歌(フリースの子守歌)』が主題歌として用いられた。実際の歌を務めたのは、ニュージーランド出身のソプラノ歌手ヘイリー・ウェステンラ(Hayley Dee Westenra/1987-)。
【関連ページ】 ドイツ歌曲 『ローレライ(LORELEI)』
ヘイリーは、フジテレビ系列のドラマ『白い巨塔』(2003年)でもテーマソングを歌っている。2006年8月より2007年前半まで、『ユーレイズミーアップ(You Raise Me Up)』で有名なケルティック・ウーマンへ参加し、コンサートツアーへ同行していた。
【関連ページ】 ケルティックウーマン 『ユーレイズミーアップ(You Raise Me Up)』
子守歌といえば、シューベルト、ブラームス、モーツァルト(フリース)などのクラシックから、アイルランド民謡、ウェールズ民謡、マザーグースなどのトラディショナル、そして日本の童謡「ゆりかごの歌」など、世界中で様々なメロディーが存在する。詳細は、「世界の子守歌」特集ページで。
Schlafe, mein Prinzchen, schlaf' ein!
Schafchen ruh'n und Vogelein.
Garten und Wiese verstummt,
auch nicht ein Bienchen mehr summt,
Luna mit silbernem Schein
gucket zum Feaster herein.
Schlafe beim silbernen Schein,
Schlafe, mein Prinzchen, schlaf' ein,
schlaf' ein, schlaf' ein!

お眠り 私の可愛い王子様 お眠りなさい
羊も鳥も眠っている
庭も草原も静寂に包まれ
小さなハチさえも羽根を休めている
窓に降り注ぐ月のほのかな光
銀色の明かりに包まれて
お眠り 私の可愛い王子様 お眠りなさい
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