荒城の月
土井晩翠作詞・滝廉太郎作曲

七五調の歌詞と西洋音楽のメロディが融合した滝廉太郎の名曲

富山城の模擬天守(出典:Wikipedia)

  『荒城の月』は、土井晩翠作詞・滝廉太郎作曲による日本の歌曲。七五調の歌詞(今様形式)と西洋音楽のメロディが融合した名曲。

 明治34年(1901年)に中学校(旧制中学校)唱歌の懸賞の応募作品として、滝廉太郎が作曲した。原曲は無伴奏の歌曲であった。

 詩は、東京音楽学校が土井晩翠に懸賞応募用テキストとして依頼したもの。原題は『荒城月』。

 歌碑は全国に4箇所設置されている。土井晩翠が詞を構想したとされる宮城県仙台市の青葉城址、同じく福島県会津若松市の鶴ヶ城址。そして滝廉太郎が曲を構想したとされる大分県竹田市の岡城址、同じく富山県富山市富山城西側。

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歌詞

春高楼(こうろう)の 花の宴(えん)
巡る盃(さかづき) 影さして
千代の松が枝(え) 分け出でし
昔の光 今いずこ

秋陣営の霜の色
鳴きゆく雁(かり)の数見せて
植うる剣(つるぎ)に照り沿いし
昔の光 今いずこ

今荒城の 夜半(よわ)の月
変わらぬ光 誰(た)がためぞ
垣に残るは ただ葛(かずら)
松に歌う(うとう)は ただ嵐

天上影は 変わらねど
栄枯(えいこ)は移る 世の姿
映さんとてか 今も尚
ああ荒城の夜半の月

 
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