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| 初秋の箱根(出典:Wikipedia) |
『箱根八里』は、作詞:鳥居忱、作曲:瀧 廉太郎(滝 廉太郎)による日本の唱歌・歌曲。1901年(明治34年)発行の「中学唱歌」に掲載された。
歌詞には李白の漢詩、中国の故事や古典・歴史に由来する事項が多く盛り込まれている。
歌詞に登場する「函谷関(かんこくかん)」とは、中国の長安と洛陽の間、長安のある漢中の地への入り口を扼する関所を指す。
また、2番の「蜀の桟道(しょくのさんどう)」とは、蜀の地、すなわち四川盆地を守るに堅い山中の難所。いずれも箱根の関所のある山道の険しさを、東洋史・漢籍古典に名立たる難所にたとえているものである。
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| 函谷關(かんこくかん) |
箱根の山は、天下の嶮(けん)
函谷關(かんこくかん)も ものならず
萬丈の山、千仞(せんじん)の谷
前に聳(そび)へ、後方(しりへ)にささふ
雲は山を巡り、霧は谷を閉ざす
昼猶闇(ひるなほくら)き杉の並木
羊腸の小徑は苔滑らか
一夫關に当たるや、萬夫も開くなし
天下に旅する剛氣の武士(もののふ)
大刀腰に足駄がけ
八里の碞根(いはね)踏みならす、
かくこそありしか、往時の武士
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| 瀧廉太郎像(出典:Wikipedia) |
箱根の山は天下の岨
蜀の桟道數ならず
萬丈の山、千仞の谷
前に聳へ、後方にささふ
雲は山を巡り、霧は谷を閉ざす
昼猶闇(ひるなほくら)き杉の並木
羊腸の小徑は、苔滑らか
一夫關にあたるや、萬夫も開くなし
山野に狩りする剛毅のますらを
猟銃肩に草鞋(わらぢ)がけ
八里の碞根踏み破る
かくこそあるなれ、当時のますらを
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