帰れソレントへ Torna a Surriento

ナポリ歌曲/君は言った「私は行くわ、さようなら。」

『帰れ、ソレントへ』は、ソレントの美しい自然と一人の男性の恋心を描くナポリ歌曲。下写真はソレントの風景。

歌の由来については諸説あるようだが、1902年にイタリアの首相がソレントを訪れた際、ソレントの市長が(経済的支援を期待して)来賓をもてなすために、クルティス兄弟に作詞作曲を依頼したというのが有力とのこと。

その当時は、ソレントの環境や自然を強調した歌詞だったようだが、その後歌詞が一部書き換えられ、今日知られる形となっていった。

【関連ページ】 クルティス作曲『忘れな草 Non Ti Scordar Di Me‬‏』

世界一美しい海岸 アマルフィ

ソレントが面するアマルフィ海岸(Costiera Amarfitana)は、イタリア・カンパニア州サレルノ県、ソレント半島南岸の海岸を指し、ティレニア海・サレルノ湾に面する。ヴィエトリ・スル・マーレからアマルフィを抜け、ポジターノへ到る。

アマルフィは世界一美しい海岸と言われ、1997年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。

【試聴】帰れソレントへ Torna a Surriento

歌詞(一部)・日本語訳(意訳)

Vide ‘o mare quant’e bello,
Spira tantu sentimento,
Comme tu a chi tiene mente,
Ca scetato ‘o faie sunna.

美しい海 感傷をさそう
君の優しき囁き 夢の中へいざなう

Guarda, gua’, chistu ciardino;
Siente, sie’ sti sciure arance:
Nu profumo accussi fino
Dinto ‘o core se ne va…

軽やかな風は オレンジの香りを運び
その芳しさは 恋心に沁みる

E tu dice: "I’ parto, addio!"
T’alluntane da stu core…
Da sta terra de l’ammore…
Tiene ‘o core ‘e nun turna?

「私は行くわ、さようなら」君は言った
僕の恋心を見捨て
僕の気持ちを置き去りにして

Ma nun me lassa,
Nun darme stu turmiento!
Torna a Surriento,
famme campa!

行かないでくれ
これ以上僕を苦しめないでくれ
ソレントへ帰って来てくれ

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