ねこふんじゃった
ねこごめんなさい かつぶしやるからよっといで!
「ねこふんじゃった」は、世界的に有名な国籍不明のピアノ曲。このメロディーの生みの親がどこの誰であるのか、まだはっきりした事は分かっていない。
ロシアのルビンシュタイン(ニコライ/アントン)の可能性を指摘する説や、 フェルディナント・ロー(Ferdinand Loh)の作品であると主張する説など、どれも決定的な証拠が無いために、今日まで結論は出ていないようだ。
【試聴】ねこふんじゃった
世界各国の「ねこふんじゃった」
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ねこふんじゃった変奏曲集 CD付 (楽譜) |
「ねこふんじゃった」は、世界で全く異なるテーマのタイトルや歌詞が付けられている。
例えばドイツでは「蚤(ノミ)のワルツ(Der Flohwalzer)」、フランスでは「コトレット(カツレツ)Cotelettes」、イギリスやアメリカでは「サーカスソング」といった感じだ。
チョップスティック chopsticksについて
イギリスでは「ねこふんじゃった」は『チョップスティック chopsticks』とも呼ばれるが、これがちょっとした混乱を生じさせている。
というのも、『チョップスティック chopsticks』と呼ばれる曲は、「ねこふんじゃった」だけではないからだ。
アメリカでは、『chopsticks』といえば、19世紀に広まったピアノ曲『The Celebrated Chop Waltz』を意味することが多い。
両曲はメロディを実際に聞いてみればまったく無関係な別の曲であることはすぐにわかるのだが、曲名だけではどちらの曲を指しているのかはっきりしないケースが少なからず見受けられる。
日本語版「ねこふんじゃった」は阪田寛夫作詞
「ねこふんづけちゃったら ひっかいた」「ねこニャーゴ ニャーゴ ねこかぶり」などの日本語歌詞を作詞したのは、童謡『サッちゃん』、『おなかのへるうた』などを手掛けた阪田 寛夫(さかた ひろお/1925-2005)。
ちなみに、1966年のNHK「みんなのうた」では、ピアノ曲『The Celebrated Chop Waltz』のメロディを使った子供向けの歌『トトトのうた』が放送されており、この日本語歌詞も阪田 寛夫氏が手掛けている。
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