月(秋の月)

日本の歌曲/作曲:瀧廉太郎

『月』または『秋の月』は、1900年(明治33年)に発表された瀧廉太郎(たき れんたろう/1879-1903)の組歌「四季」における第3曲。

瀧廉太郎の組歌「四季」は、タイトルのとおり、春夏秋冬の情景をそれぞれ1曲ずつ詠んだ4曲からなる組曲。「春のうららの隅田川」の歌い出しで始まる第1曲目の『花』は特に有名。

『月』は組歌「四季」3番目の歌として、秋の情景を描写した曲であることから、『秋の月』と題されることがある。

作曲家として名高い瀧廉太郎であるが、自身が自らの曲に作詞を行った作品もいくつか残されており、この『月』(秋の月)も瀧廉太郎自身の作詞によるものである。組歌「四季」の4曲中でも、作曲者本人が作詞を行ったのはこの作品のみ。

【YouTube】瀧廉太郎 『月(秋の月)』

歌詞: 瀧廉太郎『月』

光はいつも かはらぬものを
ことさら秋の 月のかげは

などか人に ものを思はする
(繰り返し)

あゝなく虫も おなじこゝろか
(繰り返し)

こゑのかなしき

月の関連ページ

月のうた
『月(出た出た月が)』、『炭坑節(月が出た出た)』、『月の沙漠』、『うさぎ』など、月に関する日本の民謡・童謡・世界の歌まとめ
月の満ち欠けと名前・呼び方・読み方 一覧
十五夜、望月、十六夜など、夜空の月の満ち欠けとその名前の呼び方・読み方、別名・異名の一覧、意味や由来・語源まとめ

関連ページ

瀧 廉太郎 有名な曲・代表曲
『荒城の月』、『花(春のうららの隅田川)』、『箱根八里』など、明治時代に活躍した瀧 廉太郎(たき れんたろう)の有名な曲 解説と視聴まとめ
日本の民謡・童謡・唱歌
子供から大人まで親しまれる有名な童謡・唱歌、日本の四季を彩る春夏秋冬・季節の歌、わらべうた、地元の民謡・ご当地ソングなど
秋の童謡・唱歌・日本の歌
『もみじ』、『ちいさい秋みつけた』、『虫のこえ』など、日本の秋をテーマとした民謡・童謡、秋に歌われる唱歌など、秋に関連する日本のうたを特集。