『春が来た』は、1910(明治43)年に『尋常小学読本唱歌』上で発表された文部省唱歌。
春が来た、花が咲く、鳥が鳴く、というシンプルな歌詞の繰り返しによって、長く待ち望んだ春の到来への喜びが素直に表現された名曲。
作詞作曲は、「故郷(ふるさと)」、「春の小川」、「朧月夜(おぼろづきよ)」、「紅葉(もみじ)」などで知られる岡野貞一、高野辰之のコンビ。
ところで、この『春が来た』のメロディーは、結婚式で用いられるクラシック『トランペット・ヴォランタリー(Trumpet Voluntary)』のメロディーとよく似ていると指摘されることがある。「トランペット・ヴォランタリー」以外にも、モーツァルト交響曲第23番から第3楽章、ヘンデル歌劇「リナルド」から第1幕、第6景など、「春が来た」とよく似た旋律を持つクラシック曲は多数存在するようで、色々比較しながら聴いてみると面白いかもしれない。
春が来た 春が来た どこに来た
山に来た 里に来た 野にも来た

花がさく 花がさく どこにさく
山にさく 里にさく 野にもさく
鳥がなく 鳥がなく どこでなく
山でなく 里でなく 野でもなく