玉ねぎの歌 La Chanson de l'oignon

フランスの古い行進曲 オパ キャマラード オパ オパ オパ!

La Chanson de l'oignon 玉ねぎの歌』は、18世紀後半のフランスの軍人ナポレオン・ボナパルトが率いた大陸軍やインペリアルガード(皇帝親衛隊)が歌っていたとされるフランスの古い行進曲。

作詞・作曲は不詳。曲名は『Le Chant de l'oignon』との表記もみられる

様々な歌詞が存在するようだが、大筋の内容としては、「油で揚げたタマネギ(玉葱)がうまいから好き。食べれば強くなるぞ。だがオーストリア人にはやらないよ。」といったストーリーが歌われている。

乾燥させて長持ち 加熱して美味しさ倍増

「油で揚げたタマネギ」とは、オニオンリングのことだろうか?タマネギは乾燥させれば長期保存が可能であり、大航海時代から商船や軍隊の食糧として親しまれてきた食材だ。

加熱すれば辛みも飛んで甘味が増し、『La Chanson de l'oignon 玉ねぎの歌』として歌われるほどに美味しさも倍増するのだろう。

クラリネットをこわしちゃったとの関係は?

注目すべきは、何度も歌われる歌詞の繰り返し部分(リフレイン)。日本でも有名なフランスの童謡『クラリネットをこわしちゃった』とメロディも歌詞もまったく同じリフレインが登場するのだ。

仮に、フランスの行進曲『La Chanson de l'oignon 玉ねぎの歌』がナポレオン1世の時代に作詞・作曲された曲であるとすれば、フランスの童謡『クラリネットをこわしちゃった』がこの行進曲を参考にして作られた童謡である可能性がかなり高まることになる。

ただ、『La Chanson de l'oignon 玉ねぎの歌』自体についても作詞・作曲の経緯について確定的な資料が見つかっておらず、同曲が『クラリネットをこわしちゃった』の原曲なのかについて断定的な結論を出せないのが現状のようだ。

ちなみに、ナポレオン戦争との歴史的関係については、音楽サイト「世界の国歌・行進曲」内のページ「玉ねぎの歌 La Chanson de l'oignon フランスの行進曲」で解説しているのでこちらも是非参照されたい。

【試聴】Chant de l'Oignon

歌詞の一例・日本語訳(意訳)

1. J'aime l'oignon frît à l'huile,
J'aime l'oignon quand il est bon,
J'aime l'oignon frît à l'huile,
J'aime l'oignon, j'aime l'oignon.

油で揚げたタマネギが好き
うまいから俺はタマネギが好き
油で揚げたタマネギが好き
タマネギが好き タマネギが好き

Refrain:
|: Au pas camarade, au pas camarade,
Au pas, au pas, au pas. :|

進もう戦友よ 進もう

2. Un seul oignon frît à l'huile,
Un seul oignon nous change en lion,
Un seul oignon frît à l'huile
Un seul oignon nous change en lion.
Refrain.

油で揚げたタマネギ一つで
獅子奮迅の戦い

3. Mais pas d'oignons aux Autrichiens,
Non pas d'oignons à tous ces chiens,
Mais pas d'oignons aux Autrichiens,
Non pas d'oignons, non pas d'oignons.
Refrain.

だけどオーストリア人にやるタマネギはない
犬どもにやるタマネギはない

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