小さなカエル Små grodorna

スウェーデンのフォークダンス曲・童謡

『小さなカエル Små grodorna』(スモーグロードナ)は、スウェーデンの夏至祭における定番曲として親しまれているフォークダンスの曲。

メロディは、日本でもおなじみのフランス童謡『クラリネットをこわしちゃった』の「オパッキャマラード パッキャマラード」の部分と同じ。

『小さなカエル Små grodorna』の歌詞では、耳もシッポもないカエルを見て面白がっている様子が描かれ、カエルの鳴き声も描写されている。

別バージョンの歌詞では、逆に耳もシッポもある子豚(こぶた)が登場し、ブタの鳴き真似も同様に登場する。

ルーツはフランス革命『たまねぎの歌』

『小さなカエル Små grodorna』のメロディがフランス童謡『クラリネットをこわしちゃった』であることは先に述べたが、歌詞のルーツについても両曲は関連性があると考えられている。

この関連性を説明するには、まず『クラリネットをこわしちゃった』のルーツである19世紀フランス革命時に歌われた『玉ねぎの歌 La Chanson de l'oignon』の歌詞に触れる必要がある。

敵対していたイギリスがフランスを揶揄

同曲の歌詞には「Au pas camarade」(オ・パ・キャマラード/進もう戦友よ)という部分があるが、これを当時フランスと敵対していたイギリスが「Au pas, grenouilles!」(進め、カエルども!)と替え歌で揶揄したという。

フランスは昔からカエルを食用にする文化があり、軍服の色も青が多かったことから、イギリスではフランスを罵る際によく「カエル」という表現を使っていたのだ。

これがどういう経緯かは不明だが、後にスウェーデンに伝わって、今日のフォークダンス曲『小さなカエル Små grodorna』として歌われるようになったようだ。

【試聴】フォークダンス 『小さなカエル Små grodorna

【試聴】歌詞つき 『小さなカエル Små grodorna

代表的な歌詞の一例・日本語訳(意訳)

Små grodorna, små grodorna är lustiga att se.
Små grodorna, små grodorna är lustiga att se.
Ej öron, ej öron, ej svansar hava de.
Ej öron, ej öron, ej svansar hava de.

小さいカエルは面白い
耳もシッポもありゃしない

Kou ack ack ack, kou ack ack ack,
kou ack ack ack ack kaa.
Kou ack ack ack, kou ack ack ack,
kou ack ack ack ack kaa.

クーアッカッカ クーアッカッカ
クーアッカッカッカッカー

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