Lightly Row ライトリー・ロゥ
軽やかに漕ごう(ちょうちょの原曲)

アメリカ民謡・童謡/ルーツはドイツ民謡?

『Lightly Row(軽やかに漕ごう)』は、アメリカで19世紀頃から知られている曲。

メロディーが日本の「ちょうちょう」と同じだが、これは、アメリカへ音楽留学していた伊沢修二がアメリカから持ちかえったものと考えられる。

伊沢修二って誰?

伊沢修二(いさわ しゅうじ/1851-1917)は、明治から大正にかけて、近代音楽教育の基礎を築いた日本の教育者。

1875年(明治8)には、師範学校教育調査のためにアメリカへ留学。マサチューセッツ州ブリッジウォーター師範学校で学び、グラハム・ベルから視話術を、ルーサー・メーソンから音楽教育を学んだ。

伊沢修二が持ち帰ったと考えられる『Lightly Row』は、野村秋足が詞をつけ、1881年(明治14年)発行の『小学唱歌集』で『蝶々』として日本に紹介された。

元々はドイツ民謡?~幼いハンス~

ちなみに、アメリカの『LIGHTLY ROW』自体も、元々はドイツ民謡の『HANSCHEN KLEIN(幼いハンス)』が原曲と考えられる。つまり、「ドイツ→アメリカ→日本」というルートでメロディーの伝播が起こったようだ。

【関連ページ】 ドイツ民謡 『HANSCHEN KLEIN(幼いハンス)』

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【試聴】軽やかに漕ごう(ちょうちょの原曲)

歌詞(一部)・日本語訳(意訳)

Lightly row, lightly row,
O'er the shining waves we go!
Smoothly glide, smoothly glide,
on the silent tide.

軽やかに漕ごう 波は輝く
穏やかな潮の流れに
スムーズに流れ行く

Let the winds and waters be,
still and calm and clear to see.
Drift and float, drift and float
side our little boat.

風の吹くまま 水の行くまま
静かで穏やか 澄み渡り
小さなボートは 流され漂う