The Water Is Wide (O Waly, Waly)
広い河の岸辺

スコットランド民謡/河は広く渡れない 飛んでゆく翼もない

『The Water Is Wide (O Waly, Waly)』は、16世紀頃から伝えられているスコットランド民謡(イングランド民謡)。

2013年には、民族音楽家の八木倫明(やぎりんめい)氏により日本語の歌詞がつけられ、女性歌手のクミコ(高橋久美子/1954-)の歌により『広い河の岸辺』としてカバーされた。

続く2014年には、NHK朝ドラマ「花子とアン」や「マッサン」などで『The Water Is Wide』が歌われるシーンが用いられ、日本語版『広い河の岸辺』とともに注目を集めた。

女声3部合唱版・混声4部合唱版などの合唱曲としてもアレンジされている。

様々な海外アーティストもカバー

ボブ・ディラン、カーラ・ボノフ、ヘイリー、シャルロット・チャーチなど数多くの海外アーティストのほか、白鳥英美子、藤田恵美、ルクプル、竹内まりやなど日本の歌手にもカバーされている。

ヘイリー版は、ベストアルバム「アメイジング・グレイス~ベスト・オブ・ヘイリー」に収録されている。

また、カーラ・ボノフ(Karla Bonoff/1951-)版は、ベストアルバム「オール・マイ・ライフ:ベスト・オブ・カーラ・ボノフ 」(下ジャケット)に収録されている。

リンダ・ロンシュタットが楽曲を取り上げるなどして注目されたLAのシンガー・ソングライター、カーラ・ボノフの1977~95年にわたるキャリアを集大成したコンプリート・ベスト。カーラ自身が選曲した自叙伝的な作品。★試聴あり★

【試聴】カーラ・ボノフ The Water Is Wide 悲しみの水辺

【試聴】バグパイプ&マーチングバンドによるThe Water Is Wide (O Waly, Waly)

歌詞の一例・日本語訳(意訳)

The water is wide, I cannot cross o'er,
But Neither have I the wings to fly.
Give me a boat, that can carry two,
And both shall row, my love and I.

その水辺は広く 向こう岸へ渡れない
僕には飛んでゆく翼もない
二人を運ぶボートがあれば
恋人と僕で漕いでゆくのに

I leaned my back up against an oak
I thought it was a trusty tree
but first it bent and then it broke
And so my love did unto me.

ナラの木に寄りかかると
しっかりした木だと思ったが
すぐに曲がり 折れてしまった
僕らの愛も同じだった

A ship there is and she sails the sea,
She's loaded deep as deep can be,
But not so deep as the love I'm in
I know not if I sink or swim.

一そうの船を彼女は海へ漕ぎ出す
彼女もできる限りの愛を込めたが
僕の彼女への愛の深さには及ばない
泳いでいけるか 沈んでしまうか わからないけど

O love is handsome and love is fine
And love's a jewel when it is new
but love grows old and waxes cold
And fades away like morning dew.

愛は優しく美しい
愛の始まりは宝石のようだが
やがてくすんで冷えきって
朝つゆのように色あせてゆく

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