「眠れ眠れれ母の胸に」の歌い出しで知られる『WIEGENLIED(子守歌)』は、シューベルトが19歳の時(1816年)に作曲された子守歌。
シューベルトが15歳の時に亡くした母親(マリア・エリザベート・フィーツ)への思いが切ないほどに込められている名曲。
シューベルトは1797年1月31日、オーストリア最大の都市ウィーンに生まれた。31歳という若さで亡くなるまでに数百曲のすぐれた歌曲を残し、「ドイツ・リートの王(歌曲王)」と呼ばれている。
ちなみに、『WIEGENLIED(子守唄』を作曲する1年前には、ゲーテの『連帯の歌』に曲をつけた『野ばら』が作曲されている。また、『菩提樹』をふくむ歌曲集「冬の旅」が作曲されたのは、彼が亡くなる1年前の1827年のこと。
子守歌といえば、シューベルト、ブラームス、モーツァルト(フリース)などのクラシックから、アイルランド民謡、ウェールズ民謡、マザーグースなどのトラディショナル、そして日本の童謡「ゆりかごの歌」など、世界中で様々なメロディーが存在する。詳細は、「世界の子守歌」特集ページで。
Schlafe, schlafe,
holder, suser Knabe,
leise wiegt dich, deiner Mutter Hand;
sanfte Ruhe, milde Labe
bringt dir schwebend dieses Wiegenband.
Schlafe, schlafe, in dem susen Grabe,
noch beschutzt dich deiner Mutter Arm,
alle Wunsche, alle Habe
fast sie liebend, alle liebewarm.
Schlafe, schlafe in der
Flaumen Schose,
noch umtont dich lauter Liebeston,
eine Lilie, eine Rose,
nach dem Schlafe wird sie dir zum Lohn.

美(うま)し夢(作詞:近藤朔風)
眠れ眠れ 可愛(めぐ)し緑子(わくご)
母君(ははぎみ)に 抱(いだ)かれつ
ここちよき 歌声に
むすばずや 美し夢
眠れ眠れ 慈愛(めぐみ)あつき
母君の 袖のうち
夜(よ)もすがら 月さえて
汝(な)が夢を 護(まも)りなん
眠れ眠れ 疾(と)く眠りて
朝まだき 覚(さめ)て見よ
麗(うるわ)しき 百合の花
微笑(ほほえ)まん 枕もと
|
キングレコード |
エイベックス・トラックス |