『かごめかごめ』との関係が指摘される日光東照宮(出典:Wikipedia)
『かごめかごめ』は、日本に古くから伝わるわらべうたの一つ。子供達が輪になってこの歌を歌い、中央で目隠しをした鬼が、歌の最後で自分の後ろに誰がいるのかを当てる遊び歌だ。
ご存知のとおり、歌詞はとてもシンプルですぐにでも覚えて歌うことができるが、そのシンプルさ故に様々な解釈の余地がある。謎の多い童謡『とおりゃんせ』と同じく、わらべうた独特の古めかしいメロディーと相俟って、その雰囲気はある種のミステリーに近い。
不気味な解釈はいくつかあるが、一部をご紹介しよう。例えば、「かごめ」を「籠女=妊婦」、「かごの中の鳥」を「お腹の中にいる子供」と解釈し、家督争いに巻き込まれた結果、ある夜明けの晩に誰かに後ろから突き飛ばされ流産してしまうというストーリーだ。「後ろから押したのは誰だ?」と嘆く母親の恨みの歌らしい。
この他、監視された環境から抜け出せない遊女の歌とする説や、日光東照宮や徳川埋蔵金との関係を指摘する説、京都の豊国神社周辺との関連性を示唆する説など、様々な解釈が存在する。時代や地方によっても歌詞が異なるようで、ますます謎は深まるばかりだ。
<参考文献>童謡の謎―案外、知らずに歌ってた(合田 道人著)
ちなみに、トマトジュース、トマトピューレの大手メーカー「カゴメ株式会社」の社名は、創業者である蟹江一太郎(かにえ・いちたろう)が、陸軍の五角形の星型を商標(トレードマーク)として登録しようとしたが認められず、やむなく変形させて六角形(かごの目と同じ)で登録したことに由来しているとのこと。もちろん童謡『かごめ かごめ』とは何の関係もないようだ。
かごめかごめ
籠の中の鳥は
いついつ出やる
夜明けの晩に
鶴と亀が滑った
後ろの正面だあれ