うれしいひなまつり

作詞:サトウハチロー 作曲:河村光陽
日本の童謡・唱歌

ひな祭りの歌 桃の節句 ~菱餅 白酒 雛あられ~

うれしいひなまつりベスト
うれしいひなまつりベスト

雛祭り(ひなまつり)は、女の子のすこやかな成長を祈る年中行事。旧暦では桃の花が咲く季節にあたるため桃の節句とも呼ばれる。

男雛と女雛を中心とする人形を飾り、桃の花を飾って、菱餅、雛あられ、白酒などの飲食を楽しむ節句祭り。

男雛を「お内裏様」、女雛を「お雛様」と呼び、三人官女以下のその他大勢の随臣、従者人形を「共揃い」という。

菱餅(ひしもち)の色の意味は?

菱餅(ひしもち)の赤は先祖を尊び、厄を祓い、健康を祝うため(昔は解毒作用のある山梔子で赤味をつけた)、同時に桃の花を表す。白い餅は清らかさと残雪を表し、緑の草餅は新芽と若草を表す。

なぜ白酒(しろざけ)を飲むの?

白酒(しろざけ)は、蒸したもち米に同量以上の味醂を加えてかき混ぜるか、 蒸したもち米に焼酎と米麹を加えるなどして仕込んでおいたものを、数週間後に臼で引きおろす。 白酒の製法は、博多地方において古くから造られていた「練酒」が起源とされている。

江戸時代から雛祭りのお供えとして扱われるようになったのは、平安時代からの風習である上巳(桃の節句)において、室町時代から桃の花を浸した酒を飲んでいたものが変化したと伝えられている。

伊豆稲取のつるし雛
伊豆稲取のつるし雛

【歌詞】 うれしいひなまつり

あかりをつけましょ ぼんぼりに
お花をあげましょ 桃の花
五人ばやしの 笛太鼓
今日はたのしい ひなまつり

お内裏様(だいりさま)と おひな様
二人ならんで すまし顔
お嫁にいらした 姉様に
よく似た官女の 白い顔

金のびょうぶに うつる灯(ひ)を
かすかにゆする 春の風
すこし白酒 めされたか
あかいお顔の 右大臣

着物をきかえて 帯しめて
今日はわたしも はれ姿
春のやよいの このよき日
なによりうれしい ひなまつり

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【試聴】 うれしいひなまつり

【コラム】『うれしいひなまつり』はメキシコ歌曲なのか?

アメリカ・メキシコ圏の人々に日本の童謡『うれしいひなまつり』のメロディーを聴かせると、多くの人が「これは昔ヒットしたメキシコ歌曲」と答えるという。

『うれしいひなまつり』は、作詞:サトウハチロー、作曲:河村光陽により1936年(昭和11年)に日本で発表された日本の童謡のはず。これは一体どういうことだろうか?

あのロス・パンチョス(Los Panchos)が・・・

実は、メキシコのラテン音楽のグループ、ロス・パンチョス(Los Panchos)が同曲を『Pobres Huerfanitos(悲しきみなしご)』として1960年代にカバーしていたのだ。

それが日本の童謡とクレジットされないままヒットしたせいで、アメリカ・メキシコ圏ではそのままメキシコ歌曲として認識・定着してしまったようだ。

この時期になると日本各地で流れる『うれしいひなまつり』のメロディーを聴いて、いまだに不思議に思っている外国の方は結構いるのだろうか。是非本来のひなまつりの文化にも興味をもってもらいたいところだ。

【試聴】 ロス・パンチョス 悲しきみなしご Pobres Huerfanitos

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