船頭さん 童謡の歌詞

それ ぎっちら ぎっちら ぎっちらこ♪

「村の渡しの 船頭さんは♪」が歌いだしの『船頭さん(せんどうさん)』は、作詞:武内俊子、作曲:河村光陽により1941年に発表された日本の童謡。

武内・河村コンビの童謡と言えば、1937年に発表された『かもめの水兵さん』や、1940年発表の『りんごのひとりごと』が既にヒットしており、『船頭さん』もこれらに続く人気曲となった。

歌詞のモデルとなった場所については、作詞者の武内俊子が幼少期を過ごした広島県三原市の実家近くにある沼田川(ぬたがわ)とされている(詳細は後述)。

写真:蔵の街遊覧船(栃木市/出典:JTB おでかけ割引チケットサイトPassMe!)

【試聴】 歌:桑名貞子 童謡『船頭さん』

歌詞(現代版)

村の渡しの 船頭さんは
今年六十の お爺さん
年はとっても お船をこぐ時は
元気いっぱい 櫓(ろ)がしなる
ソレ ギッチラギッチラ ギッチラコ

雨の降る日も 岸から岸へ
ぬれて船こぐ お爺さん
今朝もかわいい 仔馬を二匹
向う牧場(まきば)へ 乗せてった
ソレ ギッチラギッチラ ギッチラコ

川はきらきら さざなみ小波
渡すにこにこ お爺さん
みんなにこにこ ゆれゆれ渡る
どうも御苦労さんと いって渡る
ソレ ギッチラギッチラ ギッチラコ

<注:戦後に二番以降が改作された>

オリジナルの歌詞(二番以降)

2.
雨の降る日も 岸から岸へ
ぬれて船こぐ お爺さん
今日も渡しで お馬が通る
あれは戦地へ 行くお馬
ソレ ギッチラギッチラ ギッチラコ

3.
村の御用や お国の御用
みんな急ぎの 人ばかり
西へ東へ 船頭さんは
休むひまなく 船をこぐ
ソレ ギッチラギッチラ ギッチラコ

歌詞のモデルとなった場所

『船頭さん』作詞者の武内俊子は、1905年(明治38年)に広島県三原市で生まれた。近くには沼田川(ぬたがわ)が流れていた(下写真/出典:Wikipedia)。

長田暁二「母と子のうた100選」によれば、作詞者は幼い頃、実家近くにある沼田川(ぬたがわ)へしょっちゅう泳ぎに行っていたという。

当時、沼田川には渡し船があり、それが『船頭さん』の歌詞のモデルとなっているようだ。

武内・河村コンビの童謡

かもめの水兵さん
白い帽子 白いシャツ 白い服 波にチャップチャップ浮かんでる♪
りんごのひとりごと
わたしはまっかなリンゴです お国は寒い北の国♪

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