乾杯の歌 アイン・プロージット
Ein Prosit der Gemütlichkeit

本場ドイツのビール祭オクトーバーフェストで歌われる乾杯の歌

『乾杯の歌 Ein Prosit』(アイン・プロージット)は、ドイツのビール祭「Oktoberfest オクトーバーフェスト」などでビールの乾杯時に歌われる酒宴の歌。『Ein Prosit der Gemütlichkeit』とも題される。

写真は2012年にドイツで開催された本場オクトーバーフェストの様子。タイトルのドイツ語「Ein Prosit」をあえてカタカナに音訳すると「アイン プロージット(プロジット)」。日本語ではまさに「乾杯!」にあたるドイツ語が歌詞で連呼される。

Gemütlich ゲミュートリッヒとは?

「Gemütlich ゲミュートリッヒ」とは、ドイツ語で「居心地の良い、人柄が穏やかな」などの意味を持つ形容詞で、それに「keit カイト」が語尾について、名詞形「Gemütlichkeit ゲミュートリッヒカイト」となる。

「Gemütlich」を発音する際、「u」はウムラウト付きの「ü」なので厳密にはカタカナ表記とドイツ語の発音が異なるが、酒の席で大勢で一緒に歌うにはこれで十分だろう。

発音にこだわりたい人は、「ミュート」のところで唇を前に突き出すように「ウー」の口の形を作りながら、実際の声では「イー」と発音するとドイツ語らしく発音ができる。一度お試しあれ。

オクトーバーフェストとは?

オクトーバーフェスト(Oktoberfest)とは、毎年ドイツのミュンヘン(バイエルン州)で開かれる世界最大規模のビール祭で、9月下旬~10月上旬に開催される。200年以上の歴史がある伝統的なビール祭で、会場名にちなんで「ヴィーズン(Wiesn)」とも称される。

このビール祭目当てに世界中から観光客が訪れ、1999年のオクトーバーフェストでは約650万人の入場者を集めた。ウェイトレスは、いわゆるメイド服に似たバイエルン地方の民族衣装ディアンドルを身に着けビールを運ぶ。

世界各国では本場ドイツのオクトーバーフェストを真似たビール祭が開催されており、日本でも東京、横浜、大阪、神戸、仙台など各地で日本版オクトーバーフェストが催されている。

【試聴】オクトーバーフェスト Ein Prosit der Gemütlichkeit

歌詞の意味・音訳(カタカナ)

Ein Prosit, Ein Prosit, der Gemütlichkeit

アイン プロージット アイン プロージット
デア(デル) ゲミュートリッヒカイト

(意味:乾杯 乾杯 心地よい気分で)

Eins, zwei, drei, g'suffa! Prost!
アインス ツヴァイ ドライ ズッファ! プロースト!

(意味:1、2、3、飲み干せ! 乾杯!)

補足

「g'suffa ズッファ」は、日本語で「ガブガブ飲む」を意味する標準的なドイツ語「saufen(ザウフェン)」の過去分詞形「gesoffen ゲソーフェン」を省略したバイエルン方言。

なお、「Eins, zwei, アインス ツヴァイ」の歌詞は、バイエルン方言「oans オアンス、zwoa ツヴォア」で歌われることも多い。

その他の有名な「乾杯の歌」

ビア樽ポルカ Beer Barrel Polka
ウィル・グラーエ演奏による1939年全米大ヒット・ポルカ
リヒテンシュタイン・ポルカ
『ビア樽ポルカ Beer Barrel Polka』で知られるドイツのウィル・グラーエ演奏
乾杯の歌(アメリカ・メイン州立大学 学生歌・応援歌)
NHK紅白歌合戦オープニングで入場行進曲・テーマ曲として一時期使用されていた
乾杯の歌 オペラ『椿姫』より
イタリアの作曲家ヴェルディによる1853年初演のオペラ『椿姫(つばきひめ)』劇中歌