今の歌声は セビリアの理髪師

ロッシーニ(Gioachino Rossini/1792–1868)

『今の歌声は Una voce poco fa』は、ロッシーニ作曲のオペラ『セビリアの理髪師』第1幕第2場で、リンドーロ(伯爵)の求愛を受け入れたヒロインのロジーナが歌う恋のアリア。

ロジーナに一目ぼれしていた主人公のアルマヴィーヴァ伯爵は、「町の何でも屋」こと理髪師フィガロの助けを借りて、リンドーロという偽名を使いながら、バルコニーの下からロジーナのために求愛のカンツォーネを高らかに歌い上げた。

伯爵の歌声を聴いたロジーナの胸は射抜かれ、リンドーロ(伯爵)との結婚の意思を固めるが、彼女の背後には遺産目当ての悪役医師バルトロの姿があった…

果たしてロジーナと伯爵の恋の行方は…。

ロッシーニ『セビリアの理髪師』のあらすじはこちら

【試聴】今の歌声は Una voce poco fa

歌詞の意味・日本語訳(意訳)

Una voce poco fà
qui nel cor mi risuonò
Il mio cor ferito è già
e Lindor fu che il piagò.

今の歌声は
心の中に響きわたり
私の心は
リンドーロに射抜かれた

Si, Lindoro mio sarà,
Lo giurai,la vincerò.
Il tutto ricuserà,
io l'ingegno aguzzerò
Alla fin s'accheterà
e contenta io resterò...
Si, Lindoro mio sarà
lo giurai, la vincerò

そうよ リンドーロはわたしのもの
必ず手に入れてみせる
バルトロが許さないけど
知恵を絞ってうまくやってみせる
そうよ リンドーロはわたしのもの
必ず手に入れてみせる

Io sono docile, son rispettosa.
sono ubbediente, dolce, amorosa,
mi lascio reggere, mi fo guidar.

私は素直で礼儀正しい
従順で優しい 愛情も深い
言われるがままに尽くしてみせる

Ma se mi toccano dov'è il mio debole,
Sarò una vipera,
e cento trappole prima di cedere
farò giocar

けどもし弱みに付け込まれたら
私は毒蛇になって 敵が降参するまで
たくさんの罠で懲らしめてやるわ

関連ページ

私は町の何でも屋(フィガロのアリア)
伯爵の恋路を助ける理髪師フィガロのアリア。「俺は町の何でも屋 腕の立つ床屋 はさみ かみそりを自由に扱うように どんな頼み事も解決さ!」
今の歌声は Una voce poco fa
伯爵の愛の歌を聴いたヒロインのロジーナによるアリア(カヴァティーナ)
セビリアの理髪師 あらすじ
ロジーナに恋をした伯爵を手助けする理髪師フィガロ
ロッシーニの有名な曲・代表曲
19世紀イタリアの作曲家ジョアキーノ・ロッシーニの有名な曲・代表曲、解説とYouTube動画まとめ