エヴァンゲリオン ティンパニBGMの元ネタ

使徒迎撃シーンのサントラ『Decisive Battle』(ディサイシブバトル)

1995年にテレビ放送されたアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」。旧劇場版も毎回話題を集め、2007年から続く新劇場版シリーズは、2021年公開の4作目(最終作)でついに完結した。

テレビ版主題歌『残酷な天使のテーゼ』は現在でもアニソンの定番として長く親しまれているほか、エンディング曲の『フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン』は複数バージョンのカバーが異彩を放った。

エヴァンゲリオン サウンドトラック CD

劇中のBGM・サントラ(サウンド・トラック)も印象的な楽曲が多い中、エヴァンゲリオンを象徴するサントラとして特に有名なのは、ヤシマ作戦など、襲来する使徒を迎え撃つ緊迫シーンで使用されるサントラ『Decisive Battle』(ディサイシブ・バトル)だろう。

「ダン、ダン、ダン、ダン、ダンダン」という打楽器ティンパニの重苦しいフレーズが繰り返される独特なBGMは、使徒迎撃の緊迫シーンを象徴する定番のサントラとして劇中でも繰り返し使われている。

【YouTube】Neon Genesis Evangelion - Decisive Battle

『007のテーマ』が元ネタ?

この『Decisive Battle』については、スパイ映画シリーズ「007」で使用される楽曲『007のテーマ』が原曲・元ネタとして言及されることがあるようだ。

『007のテーマ』は、1963年公開の映画「007 ロシアより愛をこめて」で初登場したサントラだが、その後の同シリーズでも様々なアレンジで同曲が使用されているので、どのバージョンが元ネタになっているかは不明。

【YouTube】映画「007 ロシアより愛をこめて」サントラ 『007 Takes The Lektor』

なお、「踊る大捜査線」(ドラマ・映画)でも『Decisive Battle』と同様の楽曲がBGM・サントラとして使用されているが、これはエヴァンゲリオン製作サイドから正式な許可を受けているとのこと。

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