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| ヴィルガ川のステンカ・ラージン(出典:Wikipedia) |
『ステンカ・ラージン』は、民俗学者・詩人のザド-ヴニコフ(1847-1883)が晩年に書いた詩に基づくロシア民謡。
歌詞の内容は、実在したコサックの頭領ステンカ・ラージン(スチェパン・ラージン)の反乱が題材となっている。
舞台は17世紀のロシア。他国との度重なる戦争で、ロシア人民の生活は困窮を極めていた。 その頃ラージン率いる盗賊団は、ヴォルガ川で強奪を繰り返していた。
初めてラージンが大きく勇名を轟かせたのは、宝やモスクワの総主教や金持ちの商人を積んだ艀を含む大船団を撃破した時である。ラージンは35隻のガレーからなる水軍とともにヴォルガを下り、行く手を阻む重要な砦を落とし、ロシアに大損害を与えていった。
1668年になると、ラージンはペルシア(サファヴィー朝)に侵略の手を延ばしていった。7月には差し向けられたペルシア艦隊を撃滅するなど、ステンカ・ラージンはペルシア王子にも手のつけられない存在となった。
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| ロシア民謡集 モスクワ郊外の夕べ (楽譜) |
ペルシア攻略の際、ラージンは王宮で姫を奪い去った。そしてヴォルガ河口のアストラハン近くの船上で、ペルシャの姫と婚礼を挙げた。
船上で陽気に酔っ払っていたラージンだったが、「俺たちと女を引き換えやがった」と不満を漏らす部下達。
そこでラージンは、「生みの母ヴォルガ、ロシアの河よ」と呼びかけ、「贈り物を受け取ってくれ」と、ペルシャの姫をヴォルガ河に投げ込んだという。
【参考文献】 ロシア民謡集 モスクワ郊外の夕べ
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Волга, Волга, мать родная,
Волга, русская река,
Не видала ты подарка
От донского казака!
ヴォルガ、ヴォルガ、母なる川よ
ヴォルガ、ロシアの山よ
ドン・コサックの贈り物をしかと見よ
Мощным взмахом поднимает
Он красавицу княжну
И за борт её бросает
В набежавшую волну.
ラージンは力強く
美しい姫を抱き上げるど
舟から波の中へと投げ込んだ
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