
![]() |
| ローモンド湖 (出典:Wikipedia) |
『ロッホ・ローモンド(ロック・ローモンド)』は、スコットランド西南部のローモンド湖を歌ったスコットランド民謡。
「ロッホ(loch)」とは、スコットランドの方言で「湖」を意味する。ロッホ・ローモンドとは、ローモンド湖の意味になる。
ローモンド湖の東岸にある973mの山は、ベン・ローモンドと呼ばれ、ロッホ・ローモンドの2番の歌詞にも歌われている。
歌詞の解釈については諸説あるようだが、名誉革命後のスコットランドを中心とするカトリック勢力ジャコバイトの反乱において、イングランド軍に捕らえられたジャコバイト兵の悲哀を歌ったものとする説が有力に唱えられているようだ。
17世紀後半のイギリスでは、名誉革命によってカトリック教徒のジェームズ2世が退位し、プロテスタントのメアリー女王が即位していた。
しかし、スコットランドを中心とするカトリック勢力は、その後もジェームズ2世の血統に属するステュアート家の復興を目指していた。この勢力はジャコバイトと呼ばれる。
名誉革命で王位を追われたジェームズ2世の孫ボニー・プリンス・チャーリーは、1745年にグレンフィナンで反乱の旗を揚げた。
同年9月には首都エディンバラを陥落させ、その後の戦いでも圧倒的な勝利を収めました。しかし、やがてイングランド軍の圧倒的兵力の前に退却を余儀なくされる。ついには1746年4月のカロドン・ミュアの戦いで、ボニー・プリンス・チャーリーは決定的な敗北を喫することとなった。

カロドン・ミュアの戦い(1746年/左の人々がジャコバイト/出典:Wikipedia)
ジャコバイトの反乱を念頭に置いた上で、『ロッホローモンド』のコーラス部分の歌詞をよく見ると、興味深いフレーズがあることが分かる。
Oh ye'll tak' the high road,
and I'll tak' the low road
君は高い道を行き 僕は低い道を行く
低い道を行くのがイングランド軍に捕らえられたスコットランドのジャコバイト兵、高い道を行くのがうまく逃げ出せた仲間の兵を指していると解釈できないだろうか?これを裏付ける確証はないようだが、興味深い解釈の一つである。
『マイボニー』は、1962年にリリースされたトニー・シェリダン(Tony Sheridan)のアルバム『マイボニー』で現代風にアレンジされ、世界的に有名になったスコットランド民謡。
ヘンデル作曲。運動会などの表彰式のBGMとしてよく知られている。
By yon bonnie banks
And by yon bonnie braes,
Where the sun shines bright
On Loch Lomond
Oh we twa ha'e pass'd
sae mony blithesome days,
On the bonnie, bonnie banks
O' Loch Lomond.
そこには美しき岸辺があり
そこには美しき丘が広がる
ローモンド湖に太陽の光輝く
過ぎ去りし陽気な日々
美しき岸辺 美しき丘 ローモンド湖
Chorus
Oh ye'll tak' the high road
and I'll tak' the low road,
An' I'll be in Scotland before ye',
But wae is my heart until we meet again
On the Bonnie, bonnie banks
O' Loch Lomond.
<コーラス>
君は高い道を行き 僕は低い道を行く
一足先にスコットランドの土となろう
悲哀を胸に 再び会う日まで
美しき岸辺 美しき丘 ローモンド湖
|
キング |
フォア・レコード |
|
フォア・レコード |
キング |