ポール・ポッツ Paul Potts

ワン・チャンスを物にした不屈のオペラ歌手　ポール・ポッツ

ポール・ポッツ（Paul Potts）は、2007年にデビューしたイギリスの男性オペラ歌手。

若い頃からオペラに憧れ、アマチュアの劇団で活動していたが、病気や怪我で断念。　デビュー直前は携帯電話のセールスマンだった。

「これで駄目なら歌はきっぱり諦める。」

そんな覚悟で臨んだのは、2007年に開催されたイギリスのオーディション番組「Britain's Got Talent」。

歌ったのは、オペラの名曲「誰も寝てはならぬ」。彼のオペラ人生を賭けた渾身の歌声は、辛口の審査員全員と会場全体を熱狂させた。

その後も番組を勝ち続けて見事優勝。同番組の激辛審査員としても知られるプロデューサーのサイモン・コーウェルに認められ、優勝当日にCDデビューの話が告げられた。

デビューアルバム「ワン・チャンス」は、2007年7月23日付で全英初登場1位、3週間連続で1位を記録。全世界で300万枚以上ものセールスを達成した。

なお、ポッツの半生を描いたハリウッド映画「ONE CHANCE ワン・チャンス」も制作が予定されている（米パラマウント・ピクチャーズ）。