山寺の和尚さん
やまでらのおしょうさん

猫をかん袋に押し込んで ポンとけりゃ ニャンとなく

『山寺の和尚さん(やまでらのおしょうさん)』は、作詞:久保田宵二、作曲:服部 良一による日本の童謡・歌謡曲。

1937年(昭和12年)にコロムビア・リズム・ボーイズ(ナカノ・リズム・ボーイズ)の歌でレコード発売された。

その後、歌詞が一部改変され(作詞者不詳)、2番では「山寺の狸さん」が登場する童謡として広まり定着していった。

歌詞は、江戸時代後期に流行した俗謡・手まり歌・わらべうた『ぽんにゃん節(ぽんやん節)』がルーツと考えられている。その後も、落語の寄席で余興として歌われていたようだ。

【試聴】中野忠晴「山寺の和尚さん」

歌詞:山寺の和尚さん(童謡版)

山寺の和尚さんが
毬(まり)はけりたし 毬はなし
をかん袋に 押し込んで
ポンとけりゃ ニャンとなく
ニャンがニャンとなく ヨイヨイ

山寺のタヌキさん
太鼓打ちたし 太鼓なし
そこでお腹を チョイと出して
ポンと打ちゃ ポンと鳴る
ポンがポンと鳴る ヨイヨイ

歌詞:山寺の和尚さん(歌謡曲オリジナル)

1.山寺の 和尚さんは
毬は蹴りたし 毬はなし
猫をカン袋に 押し込んで
ポンと蹴りゃ ニャンと鳴く
ニャンが ニャンと鳴く  ヨーイヨイ

2.入り婿の 旦那さん
酒は飲みたし 酒はなし
渋茶徳利に 詰めこんで
グッと飲んで ペッとはく
ペッが ペッとはく  ヨーイヨイ

3.色街の お酌さん
太鼓打ちたし 太鼓なし
可愛いお腹を ちょいと出して
ポンと打ちゃ ポンと鳴る
ポン ポン ポン ポン ポン ポン ポン エー
(以下スキャットが続く)

手毬唄・わらべうた(ぽんにゃん節)

山寺の和尚さんは
毬がお好きで毬は無し
猫を紙袋へ へし込んで
ポンと蹴りゃ ニャンと鳴く
ニャンポン其処にか わしゃ此処に
さらば一貫貸しました

作曲は『東京ブギウギ』の服部良一

服部 良一(はっとり・りょういち/1907-1993)は、和製ポップス史における重要な作曲家の一人。『東京ブギウギ』、『青い山脈』、『銀座カンカン娘』、『蘇州夜曲』などを手掛けた。

久保田 宵二(くぼた・しょうじ/1899-1947)は、昭和期に活躍した作詞家。童謡から流行歌作家に転身。『夕日は落ちて』、『赤城しぐれ』がヒットした。

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お寺の和尚さんが かぼちゃの種をまきました♪
坊さん坊さんどこいくの?
わたしも一緒に連れしゃんせ お前が来ると邪魔になる
証城寺の狸囃子(しょうじょうじのたぬきばやし)
負けるな 負けるな 和尚さんに 負けるな♪

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