赤い帽子白い帽子

あっかいぼうし しっろいぼうし なかよしさん♪

『赤い帽子白い帽子』(あかいぼうし しろいぼうし)は、1938年(昭和13年)にキングレコードから発表された日本の童謡

作詞:武内俊子、作曲:河村光陽。『かもめの水兵さん』、『りんごのひとりごと』などを手掛けた戦前の人気童謡コンビによる楽曲。

河村光陽がほぼ同時期に作曲した童謡に『仲よし小道』(作詞:三苫やすし)があるが、仲の良い二人が小道を歩いていくという歌の内容が『赤い帽子白い帽子』と良く似ている。

特に、「ランドセルしょって」という歌詞が完全一致しており、ここで両曲がこんがらがってしまう人も少なからずいるのではないかと思われる。

挿絵の出典:講談社ゴールド「童謡画集(3)」(1960年)より

【試聴】 童謡『赤い帽子 白い帽子』河村順子

歌詞

赤い帽子白い帽子 仲よしさん
いつも通るよ 女の子
ランドセルしょって お手々をふって
いつも通るよ 仲よしさん

赤い帽子白い帽子 仲よしさん
いつも駈(か)けてく 草の道
おべんとうさげて お手々をくんで
いつも駈けてく 仲よしさん

赤い帽子白い帽子 仲よしさん
いつもたのしい 笑い声
おひより小みち かげぼうしふんで
いつもたのしい 仲よしさん

赤い帽子白い帽子 仲よしさん
いつも可愛い 歌い声
黒い靴はいて 赤い靴はいて
いつも可愛い 仲よしさん

紅白帽(赤白帽)との関係は?

『赤い帽子白い帽子』という曲名からは、小学校の体育の授業などで使う紅白帽(赤白帽)が連想される。

一般的には「赤白帽(あかしろぼう)」の名称で親しまれ、ゴム製の顎紐(あごひも)が汗で塩味になるあの帽子だ。つばをうまく真上に立ててかぶると「ウルトラマン」になる。

ウィキペディアによれば、紅白帽は、落語家・発明家の柳家金語楼(やなぎや きんごろう/1901-1972)が発案したものだそうだ。

それ以前は紅白のハチマキが使用されていたが、赤と白が別々のハチマキのため、色の入れ替えが不便だった。そこへ、裏返せばすぐに色が変わって便利な紅白帽(赤白帽)が登場し、全国の小学校に一気に普及していったという。

童謡『赤い帽子白い帽子』が発表された当時に、この紅白帽(赤白帽)がすでに普及していたかどうかは不明だが、存在していたとすれば、同曲の誕生に何らかの影響を与えた可能性はあるかもしれない。

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