雨降りお月さん

日本の童謡/お嫁にゆくときゃ 誰とゆく

『雨降りお月さん』(あめふりおつきさん)は、作詞:野口雨情、作曲:中山晋平による日本の童謡・唱歌

1925年(大正14年)の正月に発売された雑誌「コドモノクニ」で発表された。

当時はまだ2番がなかったが、昭和4年に『雨降りお月さん』のレコードが発売された際、商品として尺を伸ばすために、雑誌「コドモノクニ」1925年3月号で続編として発表された別の曲『雲の蔭(くものかげ)』が転用された。

モデルは野口雨情の妻ヒロ?

『雨降りお月さん』のモデルは、一説によれば、作詞者である野口雨情の妻ヒロの嫁入りではないかと考えられているようだ。

明治38(1905)年、喜連川藩の元士族・高塩武の三女ヒロが野口雨情に嫁いだ。ヒロは白無垢で馬の背にゆられながら、雨の中、花嫁行列で野口家の大門の前までやって来た。

大門の前には、大きな菊水のちょうちんを掲げて、英吉(雨情)をはじめ多くの村人がヒロの到着を「今か今か」と待ちわびたという。

ちなみに、雨情と妻ヒロの間に生まれた女児みどりは、童謡『シャボン玉』のモデルとされている。

日本の民謡・童謡・唱歌 歌詞と視聴

【試聴】雨降りお月さん

歌詞:雨降りお月さん

雨降りお月さん 雲の蔭
お嫁にゆくときゃ 誰とゆく
ひとりで傘(からかさ) さしてゆく
傘(からかさ)ないときゃ 誰とゆく
シャラシャラ シャンシャン 鈴付けた
お馬にゆられて 濡れてゆく

いそがにゃお馬よ 夜が明けよ
手綱(たづな)の下から ちょいと見たりゃ
お袖でお顔を 隠してる
お袖は濡れても 干しゃ乾く
雨降りお月さん 雲の蔭
お馬にゆられて 濡れてゆく