赤とんぼ
作詞:三木露風 作曲:山田耕筰

夕焼小焼の赤とんぼ 負われて見たのはいつの日か

 日本人の郷愁を誘う三木露風の味わい深い詩が山田 耕筰の美しいメロディーと相俟って、まるで夕暮れの田舎の景色の中に佇んでいるかのような抒情感溢れる日本の伝統的唱歌「赤とんぼ」。

 この美しい詩は1921年出版の「眞珠島」に掲載されたもので、三木は小・中学生時代から詞や俳句・短歌を新聞や雑誌に寄稿しており、17歳で処女詩集を、20歳で代表作の「廃園」を出版するなど、詩人としての才能を早くから開花させていました。

 三木の詩に山田 耕筰のメロディーがあてられた曲としては、「赤とんぼ」の他にも「秋の夜」、「かっこう」、「十五夜」、「春が来た」などがあります。三木の出身地である兵庫県龍野市(現在は「たつの市」)では、1985年から「三木露風賞・新しい童謡コンクール」が毎年開催されており、童謡の普及・地域振興に向けて積極的な運動が行われています。

 山田 耕筰のその他の作品としては、『からたちの花』(作詞:北原白秋)、 『この道』(作詞:北原白秋)、『鐘が鳴ります』(作詞:北原白秋)、 『兎のダンス』(作詞:野口雨情)、『お山の大将』(作詞:西條八十)、『七夕』(作詞:川路柳虹)、『ペチカ』(作詞:北原白秋)、 『待ちぼうけ』(作詞:北原白秋)、 『あわて床屋』(作詞:北原白秋)などが代表的で有名です。

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