サリーガーデン
Down by the Salley Gardens

アイルランド民謡/恋はあせらず やなぎの木に葉が茂るように

『Down By The Salley Gardens(サリーガーデン)』は、アイルランドに伝わる伝統的民謡。

photo © Genevieve Nisly Photography

歌詞は、ある村で農婦がよく口ずさんでいた詩を、アイルランドの詩人イェイツ(イエーツ)が編集したものだという。

1889年に出版されたイェイツの詩集「The Wanderings of Oisin and Other Poems」に収録された。

「サリー」の意味は?

タイトルの「salley(サリー)」とは「やなぎの木(White Willow)」の事で、アイルランド語で「ヤナギ」を意味する「saileách」が語源とされている。

昔のアイルランドの村々では、杖を作ったり屋根の材料として用いたりするために、「salley garden(サリーガーデン/やなぎの木の林)」を村の郊外に持つことが一般的だったという。

アイルランドの国民的詩人イェイツとは?

イェイツ(William Butler Yeats/1865-1939)は、アイルランドの首都ダブリン郊外にあるサンディマウント出身の詩人・劇作家。

神秘主義的思想をテーマにした作品を描き、アイルランド文芸復興を促した。1923年にはノーベル文学賞を受賞している。

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歌詞・日本語訳(意訳)

Down by the salley gardens
My love and I did meet;
She passed the salley gardens
With little snow-white feet.
She bid me take love easy,
As the leaves grow on the tree;
But I, being young and foolish
with her did not agree.

柳の木の茂る辺りで 僕と彼女は出会った
彼女はその白雪のような足で
茂みを通り過ぎ 僕に言った
「恋はあせらず 柳の木が茂るように」
だけど若く愚かだった僕は
それが分からなかった

In a field by the river
My love and I did stand
And on my leaning shoulder
She laid her snow-white hand.
She bid me take life easy,
As the grass grows on the weirs;
But I was young and foolish
And now am full of tears.

川のほとりでたたずむ僕と彼女
僕の肩に差し伸べた白雪のような手
「自然に生きればいいわ 川の堰(せき)に草が生えるように」
だけど僕は若く愚かだった
今はただ涙に暮れるばかりだ

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