マクナマラズ・バンド McNamara's Band

アイルランド民謡?歌謡曲?実在のバンドがモチーフ

『マクナマラズ・バンド McNamara's Band (MacNamara's Band)』は、1946年にアメリカの男性歌手ビング・クロスビー(Bing Crosby/1903-1977)がリリースしたコミックソング(ジョークソング)。

作詞作曲者については、英語版Wikipediaによれば、ビング・クロスビーに楽曲を提供していたソング・ライティング・チームのShamus O'Connor、John J. Stamfordらとのこと。

日本では、1965年8月にNHK「みんなのうた」で『ガチャガチャバンド』として日本語カバーされた。作詞は富岡正男。

ルーツはアイルランド民謡?

ビングクロスビーによる1946年リリースのヒット曲である『マクナマラズ・バンド McNamara's Band』は、アイルランド民謡と紹介されることが少なくないようだ。

NHK「みんなのうた」でカバーされた『ガチャガチャバンド』についても、NHK公式サイトではアイルランド民謡と明記されている。

もしかしたら、コミックソング『マクナマラズ・バンド McNamara's Band』は何らかのアイルランド民謡をベースに作曲されている可能性もあるかもしれないが、曲のルーツについては明らかにされていない。

モデルとなった実在のバンドについて

『マクナマラズ・バンド McNamara's Band』の歌詞は、アイルランドに実在したバンドがモデルとなっているという。

1885年、アイルランドのマンスター地方リムリック(Limerick)でセントメリー・ファイフ・アンド・ドラム・バンド(the St Mary's Fife and Drum Band)が結成された。

中心人物は4人のマクナマラ兄弟(パトリック、ジョン、マイケル、トーマス)で、アイルランド中で演奏し有名になった。20世紀に入ると、パトリックとトーマスはアメリカへ移住し、新たに「マクナマラズ・バンド McNamara's Band」を結成した。

その後メンバーが減って「マクナマラズ・トリオ McNamara's Trio」となり、ヴォカリオン・レコード(Vocalion Records)から何曲かリリースしている。

【試聴】The Boys Of The Isle - Mc Namarra's band

歌詞の一例・日本語訳(意訳)

My name is McNamara,
I'm the Leader of the Band,
And tho' we're small in number
we're the best in all the land.
Oh! I am the Conductor,
and we often have to play
With all the best musicianers
you hear about to-day.

おいらの名前はマクナマラ
バンドのリーダーやっている
俺たちゃ数は少ないが 島中一の腕前さ
おお!おいらは指揮者 俺たちゃ大忙し
みんな今日最高の演奏家

(Chorus)
When the drums go bang, the cymbals clang,
the horns will blaze away,
MacCarthy puffs the ould bassoon
while Doyle the pipes will play;
Oh! Hennessy Tennessy tootles the flute,
my word 'tis something grand,
Oh! a credit to Ould Ireland,
boys, is McNamara's Band!

<コーラス>
ドラムが鳴れば シンバルが響き
ホルンがまくし立てる
マッカーシーが古いファゴットを吹けば
ドイルが笛を吹く
おお!ヘネシーテネシー フルートを吹け
こりゃ驚いた そりゃすごい
おお!古きアイルランドの誇り
マクナマラズ・バンド!

関連ページ

ガチャガチャバンド
『マクナマラス・バンド McNamara's Band』が原曲の日本の子供向けの歌
アイルランド民謡 有名な曲
『ダニーボーイ』、『サリーガーデン』、『夏の名残のバラ』など、日本でも有名なアイルランド民謡・歌曲の歌詞と解説・日本語訳