スカボローフェア
Scarborough Fair

イングランド民謡/イギリス北東部スカボロー そこは昔の恋人が住む町

『スカボローフェア(Scarborough Fair)』は、イングランドの伝統的な民謡

タイトルにもなっている「スカボロー(Scarborough)」とは、イギリス北東部ヨークシャー州にある海沿いの観光地スカボロー(下写真)。

「フェアー(Fair)」とは、スカボローで定期的に開かれる市・マーケットを指す。

スカボローは、イギリス中世のジョージア朝やヴィクトリア朝様式をもつ美しい建物が立ち並び、歴史ある文化的な街として毎年多くの観光客を集めている。

スカボローフェアのルーツとは?

イングランド民謡『スカボローフェア』は、16世紀頃のイングランドのブロードサイド・バラッドを源流とするトラディショナル。今日よく耳にするのは、サイモン&ガーファンクルが1966年にリリースしたアレンジ・バージョンが有名だ。

どういった経緯で彼らがこの曲をレパートリーに加えたのか?16世紀から伝わった「スカボローフェア」のルーツとは?ドナドナ研究室「スカボローフェア」で詳しく触れているので参照されたい。

【関連ページ】 ドナドナ研究室「スカボローフェアの謎」へ

サイモン&ガーファンクルのすべて

サイモン&ガーファンクルのアレンジで有名に

サイモン&ガーファンクル(Simon and Garfunkel)は、1960年代に活躍したフォークロックデュオ。どちらも1941年生まれで、その多感な20代をベトナム戦争(1960-75)の真っ只中で過ごした。

そのため、彼らの作品には「反戦」をテーマとした歌詞・アレンジが散見される。「スカボローフェア」においても、伝統的な歌詞の間に、反戦のメッセージが輪唱のように付け加えられており、独自の世界観を醸し出している。

サイモン&ガーファンクルによる「スカボローフェア」のアレンジ・ヴァージョンは、1967年のダスティン・ホフマン主演の映画「卒業」の挿入歌として用いられ、世界的に有名になった。

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試聴:スカボローフェア

歌詞・日本語訳(意訳)

Are you going to Scarborough Fair?
Parsley, sage, rosemary and thyme
Remember me to one who lives there
For once she was a true love of mine.

スカボローの市へ行くのですか?
パセリ、セージ、ローズマリー、タイム
そこに住むある人によろしく言ってください
彼女はかつての私の恋人だったから

Have her make me a cambric shirt
Parsley, sage, rosemary and thyme
Without a seam or fine needle work
And then she'll be a true love of mine.

ケンブリックのシャツを彼女に作ってもらってください
パセリ、セージ、ローズマリー、タイム
縫い目も残さず針も使わずに
そうしたら彼女は私の恋人

Have her wash it in yonder dry well
Parsley, sage, rosemary and thyme
Where ne'er a drop of water e'er fell
And then she'll be a true love of mine.

あの涸れた井戸でそれを洗ってもらってください
パセリ、セージ、ローズマリー、タイム
そこは一滴の水もなく雨も降らない
そうしたら彼女は私の恋人

Have her find me an acre of land
Parsley, sage, rosemary and thyme
Between the sea and over the sand
And then she'll be a true love of mine.

1エーカーの土地を彼女に見つけてもらってください
パセリ、セージ、ローズマリー、タイム
海と岸辺の間にある土地を
そうしたら彼女は私の恋人