イピランガ公園の独立記念像 ブラジル

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ペドロ王子が『独立か、死か!』の「イピランガの叫び」をあげたブラジル・サンパウロの地には、ブラジル独立を記念した独立記念公園(Parque Independência/パルキ・インデペンデンシア/イピランガ公園)が建設されている。

公園内のイピランガの丘には、1822年の独立から100年後の1922年、独立の叫びをあげるペドロ王子の勇姿を表した独立記念塔が建てられ、ペドロ王子のほか、同行していた側近の兵士ら131体のブロンズ像が並んでいる。

1600平方メートルもある巨大な台座の下には、1972年のブラジル独立150年祭にてポルトガルから移葬されたドン・ペドロ1世とレオポルディナ(レオポルディーナ)王妃の遺骸が安置されている。

写真は、独立記念公園を流れるイピランガ川。「イピランガ(Ipiranga, Ypiranga)」とは、ブラジルおよびパラグアイのトゥピ族が使う言葉で、「イ(Y)」は水や川を意味し、「ピランガ(Piranga)」は赤い色を意味する。つまり、イピランガは「赤い川」を意味している。

その他園内にはパウリスタ博物館(Museu do Ipiranga)や、ヴェルサイユ宮殿を模したフランス風の庭園や噴水などがあり、ブラジルの観光名所およびサンパウロ市民の憩いの場所として人々に親しまれている。

ブラジル独立までの歴史

ポルトガルのブラジル遷都 ナポレオン戦争
ナポレオン(フランス)に追い出されてポルトガルは植民地ブラジルへ遷都
イギリスがポルトガルを占領
ブラジルへ遷都後、本国ポルトガルがイギリスに占領されてしまう
ペドロ1世(ブラジル)とポルトガル
イギリスを追い出したけど、ブラジルからペドロ王子が帰ってこない
ブラジル独立 イピランガの叫び
ポルトガル議会『独立は許さん』 ペドロ王子『独立か、死か!』
イピランガ公園の独立記念像 <このページ>
「イピランガ」とは「赤い川」を意味している

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ブラジル国歌
イピランガの川岸から聞こえる 鳴り響く勇者達の雄叫び