オルロのカーニバル Carnaval de Oruro

ユネスコの無形文化遺産に登録されたボリビアのカーニバル

『オルロのカーニバル Carnaval de Oruro』は、南米ボリビアの都市オルロ(オルーロ)で毎年2月頃に開催される開催されるカーニバル。

リオのカーニバル(ブラジル)やペルーのインティライミ(太陽の祭り)と並ぶ南米三大祭りの一つ。2009年にユネスコの無形文化遺産に登録された。

【試聴】 2013年 オルロのカーニバル

スペイン人による支配とキリスト教への改宗

16世紀にインカ帝国を滅ぼしたスペインは、銀やスズなどの鉱山採掘の労働力として先住民や黒人奴隷らを支配し、キリスト教(カトリック)への改宗・布教を行っていった。

『オルロのカーニバル』で踊られるダンスには様々な種類があるが、その中にはこうしたスペイン人による支配とキリスト教への改宗という影響が色濃く反映されたダンスも少なくない。

主な踊りの種類について

カポラル(カポラレス) Caporales

1970年代から流行した比較的新しい踊り。「カポラル(カポラール)」とは、鞭を持って奴隷たちを統率した奴隷頭を意味する。男性が鞭を持ち、ブーツにつけた鈴を踏み鳴らしながら勇ましく踊るのが特徴。 女性はミニスカートで腰を巧みに振りながら回るように踊る。

モレナダ(モレナーダ) Morenada

スペイン語で「褐色の肌の人」を意味するモレーノたちが踊る。植民地時代初期にボリビアの銀山に導入された黒人奴隷がモチーフとされ、彼らが鉱山へ連行される際の苦渋に満ちた行進が描かれているという。

ディアブラーダ Diabrada

仮面をつけたディアブロ(diablo/悪魔)の踊り。ここでいう悪魔とは、キリスト教から見たアンデスの山の神であり、それに対抗する存在としてキリスト教の大天使サン・ミゲルが登場する。

スーリ・シクーリ Suri Sicuri

鳥の羽でつくった大きな帽子をかぶり、それを回すように踊る。男性は黒いシャツと赤いポンチョを身につけ、女性は赤いマントと赤いスカートをはく。元々は結婚式などの祝い事の際に踊られていたという。

リャメラダ llamerada

アンデスで放牧されているラクダ科のリャマ(ラマ)を飼うリャマ追いがモデル。30cm前後のひもをクルクルと回してリャマを追い立てる様子がダンスに取り入れられている。

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