ドナドナの謎

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日本で知られている「ドナドナ」の訳詩

 果たして「民謡」と呼べるのかどうか疑問がないわけではありませんが、海外から伝わってきて日本でも根強い人気を誇るこの仔牛の唄「ドナドナ」について、少し掘り下げてみたいと思います。「ソングブック」→「ドナドナ」のページもご参照ください。

JASRAC(財団法人日本音楽著作権教会)のホームページにある音楽作品データベース検索で「ドナドナ」を検索してみると、「DONA DONA」というタイトルと「DONNA DONNA MIA」というタイトルの2件が検索に引っかかりました。内容を確認してみると、どうやら後者の方はお目当ての曲とは違うようなので、前者の「DONA DONA」の方について詳しく見てみました。

 作曲者は、SECUNDA SHOLOM SHOLEMという外国の方で、この曲が海外生まれの曲であることが分かります。作詞者の方を見てみると、KEVESS ARTHUR S、SCHWARTZ TEDDI、ZEITLIN AARON、SECUNDA SHELDON SHELLY、そして、安井 かずみさんの5人の名前が列挙されていました。こんなにたくさんの作詞家が登録されているのは、おそらくいろんな国でその国の言葉で広まっているからでしょう。よく見ると、作曲者と同じ姓の作詞家がいますが、作曲者との関係は定かではありません。

うしのひとりごと
うしのひとりごと

 作詞家の最後に列挙されている「安井かずみ」さんは、皆さんが良くご存知のあの日本語の歌詞を作詞された方です。ここで、今まで気がつかずに急にふと疑問に思ったのですが、この「安井かずみ」さんというのは、あの作曲家の「加藤和彦」さんと結婚された方のことでしょうか?

 その「加藤和彦」さんと結婚された「安井かずみ」さんというのは、石川秀美・柏原芳恵・山口百恵さんら有名歌手に詩を提供している70年代を代表する有名作詞家で、JASRACのデータベースを「安井かずみ」さんで検索してみると1,000件以上ヒットするほど数多くの作品を残している方です。

 もしその有名な「安井かずみ」さんがこの「ドナドナ」も作詞をしているとしたら、何か不思議な感じがします。もし違っていたらごめんなさい。

 さて、まずはこの「安井かずみ」さんが作詞された歌詞を見てみたいと思いますが、JASRACのデータベースによれば、まだ作詞についての著作権が消滅していないようなので、1番のみ次のとおり「引用」します。

ある晴れた昼下がり 市場へ続く道
荷馬車がゴトゴト子牛を載せてゆく
可愛い子牛 売られてゆくよ
悲しそうな瞳で見ているよ
ドナ・ドナ・ドナ・ドーナ 子牛を載せて
ドナ・ドナ・ドナ・ドーナ 荷馬車が揺れる

 私がこの曲に初めてふれたのは小学校の音楽の教科書でした。どことなく物悲しげなメロディーで、サビの「ドナドナドナドーナ」というフレーズが強烈な印象を持って記憶に残っています。一通り歌い終わると、えも言われぬ脱力感と暗い気分になったことを良く覚えています。

 おそらく昔の小学校の音楽の教科書ならほとんどのもので取り上げられていると思いますが、今の教科書に果たしてこの曲が残っているかどうかは定かではありません。内容を見ると、仔牛が馬車に乗せられて市場へ売られていくというもので、歌にして悲しみを誘うほどのものではないように思えますが、実は背景にはもっと根深いものがあるようです。

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バーンヤード~主役はオレ、牛
バーンヤード~主役はオレ、牛

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