菩提樹

LINDENBAUM
シューベルト(Franz Peter Schubert/1797-1828)

泉に添いて 茂る菩提樹 したいゆきては うまし夢見つ

『菩提樹(ぼだいじゅ)』は、オーストリアの作曲家シューベルトによる歌曲集「冬の旅」の第5曲。

歌曲集「冬の旅」は、1823年に作曲された『美しき水車小屋の娘』と同じく、ドイツの詩人ヴィルヘルム・ミュラーの詩集によるもの。二部に分かれた24の歌曲から構成されている。

この歌曲では、失恋した若者が町を捨てて放浪の旅を続けていく姿が描かれており、 全曲を通して疎外感や絶望と悲しみが強く表現されている。

ちなみに、シューベルト『菩提樹』で歌われているのはセイヨウボダイジュ(セイヨウシナノキ)。ナツボダイジュとフユボダイジュとの交雑種といわれ、ヨーロッパの多くの都市で街路樹として用いられている。

【試聴】 シューベルト 菩提樹

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歌詞(日本語)

シューベルト:冬の旅

泉に添いて 茂る菩提樹
したいゆきては うまし夢見つ
みきには彫(え)りぬ ゆかし言葉
うれし悲しに といしそのかげ

今日もよぎりぬ 暗きさよなか
まやみに立ちて まなこ閉ずれば
枝はそよぎて 語るごとし
来よいとし友 此処に幸(さち)あり

おもをかすめて 吹く風寒く
笠は飛べども 捨てて急ぎぬ
はるかさかりて たたずまえば
なおもきこゆる 此処に幸あり
此処に幸あり

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