春の歌 Frühlingslied

メンデルスゾーン(Felix Mendelssohn/1809-1847)

『春の歌』は、メンデルスゾーンによるピアノ独奏のための作品集『無言歌集』の中の1曲。

『無言歌集』は、ドイツ語の原題で『Lieder ohne Worte(言葉のない歌)』と表記される。1巻ごとに6曲収められ、それらが全8巻で合計48曲の「無言歌」が存在する。

【試聴】春の歌 Frühlingslied

ドイツ・ロマン派音楽の傑作

全部で48曲ある「無言歌」は、当時のドイツ・ロマン派音楽の中で作曲されたピアノの性格的小品集の中でも傑作の1つ。

これらの曲は、曲想が優美で温かく、技巧的にも難しくないことから、発表の当初から多くの人々に愛されてきた。

全48曲にはそれぞれ表題があるが、メンデルスゾーンが自分でつけた表題は5曲しかない。大半は楽譜出版社などが曲想から命名したものがほとんどであるが、楽譜の冒頭にある発想標語からついた標題もある。

『春の歌』が収録されているのは、1844年に出版された『第5巻 作品62』の第6曲。イ長調 アレグレット・グラツィオーソ。『無言歌集』の中でも最も有名な曲で、楽譜の冒頭に「春の歌のように(Frühlingslied genannt)」という発想標語がある。

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