ワルツ第7番 作品64-2

フレデリック・ショパン(Frederic Francois Chopin/1810-1849)

『ワルツ第7番 嬰ハ短調 作品64-2』は、フレデリック・ショパンによる1847年出版のワルツ曲。

4分の3拍子で変則的なロンド形式。主題にマズルカが採用されるなど、ショパンの作曲技術の集大成といえる。

ショパンのワルツは実際の舞踊と離れ、演奏のみが目的であり、シューマンに「もしワルツに合わせて踊るのであればその相手は貴婦人でなければならない」と評されている。

本作もこの傾向にそっており、『華麗なる大円舞曲』や『華麗なる円舞曲』とは対照を成している。

なお、ショパンの作品64は3曲のワルツから成っており、第1曲『ワルツ第6番 変ニ長調 作品64-1』は、別名『仔犬のワルツ(小犬のワルツ)』として親しまれている。

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ショパン:ワルツ集

ショパン:ワルツ集NHKの番組“ショパンを弾く”の講師を務めたこともあるピアニストのカツァリス。明晰で濁りのない音色と、確かな技術にもとづく演奏が冴え渡った作品。