彼岸花 ヒガンバナ 曼珠沙華

お彼岸/年中行事・年間行事トピックス

彼岸花(ヒガンバナ)は、毎年9月中旬、秋のお彼岸の頃に赤や白の花をつける多年生の球根性植物。曼珠沙華(マンジュシャゲ)とも呼ばれ、田畑の周辺や堤防、墓地などによく見られる。

埼玉県日高市の西部に広がる平地、巾着田(きんちゃくだ)は彼岸花(ヒガンバナ)の名所として知られ、500万本を超えるヒガンバナが咲き乱れる(上写真)。

電車の最寄り駅は、西武池袋線の高麗駅(こまえき)。毎年9月頃になると、巾着田の彼岸花(ヒガンバナ)目当てに大勢の観光客が訪れ、臨時列車の増発や臨時改札口が設けられるなど賑わいを見せる。

ヒガンバナは有毒 食べたら彼岸逝き?

彼岸花(ヒガンバナ)は有毒植物であり、人間が経口摂取すると吐き気や下痢を起こす。重症化すると中枢神経の麻痺を起こして死に至ることもあるという怖い植物だ。

ヒガンバナの名前の由来は、9月のお彼岸シーズンに咲くことから名づけられたものだが、俗説としては、間違って口にしてしまったら中毒で「彼岸行き」、つまり「あの世逝き」になってしまうという異名であるとの解釈もあるようだ。

なお、日本におけるヒガンバナの群生地の多くは、その毒性を活用しようとして人為的に植えられたものだそうだ。

ヒガンバナの毒は人間以外の動物にも強い作用を示す。田畑の周辺に植えればネズミ・モグラや害虫除け、墓地の周辺に植えれば墓を荒らす小動物よけになるという。

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