アルプスの谷間
エンメンタール(エメンタール)

ヨーデル名曲/チーズ生産で知られるスイスの美しいエメンタール地方

「われらが楽しき故郷 エンメンタール(エメンタール)」が歌い出しの『アルプスの谷間』は、NHK「みんなのうた」で1960年代に放送された曲。

初回放送は1963年12月から1964年1月。作詞は矢沢 保、歌は西六郷少年合唱団により収録された。後半のヨーデル部分はコーラスアレンジで歌われている。

写真:スイス・ベルン州エメンタール地方の風景

『アルプスの谷間』の原曲は、スイス民謡・ヨーデル 『Emmentaler Jodler(Niene geits so schön und luschtig)』(エメンタールのヨーデル歌い)。『Emmentaler Lied』とも表記されるようだ。

このスイス民謡は他にも日本語に訳詞されており、『エンメンタール美わし(美しいエンメンタール)』のタイトルで、『アルプスの谷間』とは異なる歌詞で歌われる。

エメンタールとは?

『アルプスの谷間』の歌詞で美しいと歌われるエンメンタール(エメンタール)とは、スイスのベルン州エンメ川(Emme river)流域に広がるエメンタール(Emmental)地方を指す。

草原や牧草地が大半を占め、酪農や農業が盛んに行われている。特産品の硬いチーズは「エメンタールチーズ」と呼ばれ、スイス全体のチーズ出荷高の半分近くを占める。

エメンタールチーズはグラタンやキッシュ、チーズフォンデュなどの料理によく用いられる。発酵による炭酸ガスの気泡で中央部に丸い穴ができるのが特徴。

アニメ「トムとジェリー」をはじめとして、漫画や挿し絵などでこのエメンタールチーズがよく登場する。気泡でできた穴をネズミがかじったように見えることから、ネズミとエメンタールチーズが結び付けられて描かれるようだ。

【試聴】アルプスの谷間/西六郷少年合唱団

【試聴】本格的なヨーデル 歌:八月真澄