ビッグブリッジの死闘 似てる曲・元ネタ

ファイナルファンタジー5の有名なサントラに元ネタがあった?

『ビッグブリッジの死闘』は、1992年発売のRPG「ファイナルファンタジーV(FF5/FINAL FANTASY V)」において、ギルガメッシュ2戦目の舞台ビッグブリッジで流れるBGM。

作曲は、ファイナルファンタジーシリーズのサントラを手がける植松伸夫。同曲のアレンジ版はFF12やFF14でも使われている。

FINAL FANTASY V サントラ REVIVAL Blu-ray

ジャケット写真:FINAL FANTASY V サントラ REVIVAL Blu-ray

FF5サントラ『ビッグブリッジの死闘』については、アメリカのプログレッシブ・ロックバンド、カンサス(Kansas)による楽曲の一部とよく似ているとの指摘をネットでよく見かける。

カンサスの楽曲とは一体どのような作品なのだろうか?『ビッグブリッジの死闘』とどれぐらい似ているのだろうか?その詳細等について簡単にまとめてみた。

【YouTube】 ビッグブリッジの死闘 FF5サントラ

カンサス「暗黒への曳航」

カンサス(Kansas)は、1974年にメジャーデビューしたアメリカのプログレッシブ・ロックバンド。

1976年のアルバム「永遠の序曲(Leftoverture)」および1977年のアルバム「暗黒への曳航(Point Of Know Return)」は、同年中にミリオン突破、1995年までにそれぞれ400万枚を越えるセールスを記録した。

カンサス「暗黒への曳航」

ジャケット写真:カンサス「暗黒への曳航(Point Of Know Return)」

さて、FF5サントラ『ビッグブリッジの死闘』との類似性が指摘されるのは、1977年のアルバム「暗黒への曳航(Point Of Know Return)」の一曲、『Closet Chronicles』(邦題:『孤独な物語』)。その間奏部分に、該当するメロディが登場する。

【YouTube】 Kansas - Closet Chronicles

「ファイナルファンタジーV(FF5)」がリリースされたのは、カンサス「暗黒への曳航(Point Of Know Return)」がリリースされた1977年から15年後の1992年のことなので、カンサスの楽曲がFF5サントラ『ビッグブリッジの死闘』に影響を与えた可能性が考えられる。

FFシリーズ作曲者の植松伸夫は「プログレ博士」を自称するほどのプログレッシブ・ロック好きとして知られており、プログレッシブ・ロックバンド「カンサス」の楽曲からも大きな影響を受けていることは想像に難くない。

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