ウクライナの子守唄 夢は窓辺を過ぎて

ガーシュウィン『サマータイム』との関係は?

『夢は窓辺を過ぎて Ой ходить сон, коло вікон』(Oi Khodyt Son Kolo Vikon)は、ウクライナの伝統的な子守唄。英語では『The Dream Passes by the Windows』などと表記される。

幻想的で夢想的な独特の雰囲気が漂い、聴く人によっては若干「怖い」と感じる向きすらあるかもしれない。日本の子守唄『江戸の子守唄』も海外の人々が聞けば同じようになるのだろうか。

ガーシュウィンもニューヨークで聴いていた?

さて、このウクライナの子守唄『夢は窓辺を過ぎて』については、アメリカの作曲家ガーシュウィンの代表曲『サマータイム』との関連性が指摘されることがある。

1920年代のニューヨークでは、ウクライナ国立合唱団がカーネギーホールで公演を行っており、そこで子守唄『夢は窓辺を過ぎて』も演奏された。この演奏をガーシュウィンが聴いて、『サマータイム』作曲へのインスピレーションを受けた可能性があるという。本当だったら面白い話だ。

【試聴】 夢は窓辺を過ぎて

歌詞(ウクライナ語)・日本語訳(意訳)

Ой ходить сон, коло вікон.
А дрімота коло плота.
Питається сон дрімоти:
"Де ж ми будем ночувати?"

夢は窓辺を過ぎて
眠りは垣根を過ぎる
夢は眠りに尋ねる
僕らは今夜どこで休もうか?

Де хатонька теплесенька,
Де дитина малесенька,
Туди підем ночувати,
І дитинку колисати.

小屋は暖かく 子供は小さい
どこに行っても 眠りへ誘う

Там ми будем спочивати,
І дитинку присипляти:
Спати, спати, соколятко,
Спати, спати, голуб'ятко.

僕らはそこで眠る
子供に歌いかける
眠れ 眠れ 私の小さなハヤブサ
眠れ 眠れ 私の小さなハト

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