仕事の歌(ドゥビヌシカ)Dubinushka

ロシア民謡・作業歌/丸太を運ぶ労働者の歌

『仕事の歌(ドゥビヌシカ)Dubinushka』(Дубинушка)とは、19世紀後半のロシア帝国の頃から伝わるとされるロシア民謡・作業歌・労働歌。

曲名の「ドゥビヌシカ Dubinushka」とは、「丸太ん棒」、「棍棒」などの木材や木製の道具を表す。具体的には、船の荷揚げや、綱を引くろくろ(轆轤)の軸木に使われた樫の丸太ん棒を指しているようだ。

上写真:シベリアで強制労働に就く労働者

日本では、アメリカ民謡の父スティーブン・フォスターの楽曲を日本に広めた津川主一(つがわ・しゅいち)氏により『仕事の歌』として日本語に訳詞され、1960年代から70年代を中心とするの歌声喫茶(うたごえきっさ)で歌われた。

原曲の『ドゥビヌシカ Dubinushka』には様々な歌詞やメロディが存在したと思われるが、今日知られるバージョンとしては、ボグダーノフが1865年に発表したものが定着しているものと思われる。

1905年の日露戦争に続く第一次ロシア革命の頃から、革命をテーマとした歌詞に改められ革命歌としてロシア帝国で盛んに歌われたが、今日ではこの革命歌版『ドゥビヌシカ Dubinushka』は歌われなくなったようだ。この場合、「Dubinushka」は武器としての「棍棒」と訳すことになるのだろうか。

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【試聴】ロックアレンジ Dubinushka

【試聴】Dubinushka

歌詞の一例・日本語訳(意訳)

Много песен слыхал я в родной стороне
В них про радость, про горе мне пели,
Но из песен одна в память врезалась мне
Это песня рабочей артели.

色んな場所で色んな曲を聴いてきた
色んな歌から喜びも悲しみも教わった
中でも記憶に残るたった一つの曲は
労働者たちの歌だった

Эх, дубинушка, ухнем!
Эх, зеленая сама пойдет!
Подернем, подернем, Да ухнем!

丸太ん棒 緑のデカブツ
引け!引け!動かせ!