
『ミンストレル・ボーイ(The Minstrel Boy)』の歌詞は、アイルランドの国民的詩人トマスムーア(Thomas Moore/1779-1852)が、アイルランドに古くから伝わるメロディー「The Moreen」に詩をつけたもの。
トマスムーアは、ダブリンのトリニティー大学(Trinity College, Dublin )に通っていた頃の友人らの事を想って、この詩を書いたとされている。
トマスムーアの友人は、統一アイルランド人連盟(the United Irishmen)による1798年のThe Irish Rebellionに参加し、その多くは命を落していった。
<その他のトマスムーア作品>
・『春の日の花と輝く Believe me, if all those endearing young charms』
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The Minstrel Boy to the war is gone
In the ranks of death you will find him;
His father's sword he hath girded on,
And his wild harp slung behind him;
詩人は戦争に行ってしまった
彼はきっと死んでしまうだろう
父親の剣を腰に差し、ハープを背負って
"Land of Song!" said the warrior bard,
"Tho' all the world betrays thee,
One sword, at least, thy rights shall guard,
One faithful harp shall praise thee!"
「歌の国よ!」
戦士たる詩人が言った
「世の中の全てが汝(なんじ)を裏切ろうとも
その1本の剣が汝を守り
その忠実なハープが汝を讃えるだろう」

The Minstrel fell! But the foeman's chain
Could not bring that proud soul under;
The harp he lov'd ne'er spoke again,
For he tore its chords asunder;
詩人は捕らわれた
しかし敵兵の鎖をもってしても
彼の気高き魂は屈しなかった
彼が愛したハープは二度とその音を発することはなかった
なぜなら彼が弦をすべて引き裂いてしまったから
And said "No chains shall sully thee,
Thou soul of love and brav'ry!
Thy songs were made for the pure and free,
They shall never sound in slavery!"
そして言った
「どんな鎖も汝をけがすことはできない
愛と勇気に満ち溢れた汝の魂を
汝の歌は純粋で自由な心に
屈従の下で響き渡ることなし」

トマス・ムーアの死後にに付け加えられた歌詞
The Minstrel Boy will return we pray
When we hear the news, we all will cheer it,
The minstrel boy will return one day,
Torn perhaps in body, not in spirit.
我々は願う 詩人が帰ってくるのを
もし彼が帰ってくると聞いたら
我々みんなとても喜ぶだろう
詩人はいつかきっと帰ってくる
肉体は引き裂かれようとも
その精神は変わらず
Then may he play on his harp in peace,
In a world such as Heaven intended,
For all the bitterness of man must cease,
And ev'ry battle must be ended.
安らかにハープを奏でんことを願わん
天が望まれる穏やかな世界の中で
人間のすべての残酷さは止まねばならない
そして全ての争いも終わらねばならない

【CD】 ブラックホーク・ダウン ― オリジナル・サウンドトラック
米軍のソマリア紛争軍事介入を生々しく描いた映画だが、音楽はリドリー・スコット常連のハンス・ジマー。民族音楽(ソマリア民兵)とヘヴィ・メタル(米兵)を融合させた重厚な音楽で、ジマーならではのコーラスやデジタル・リズムが絡んで聴き応え十分。エンドロール(エンドクレジット)で流れるミンストレルボーイも収録。
【CD】 Forgiven, Not Forgotten [from US]
アイルランドの美人3姉妹と長男による、4兄妹バンド「The Corrs コアーズ」のデビュー作である。 トラディショナルとポップの調和を掲げ、ティンホイッスルやバウロンなどの伝統楽器を自在に操る。美しいヴァイオリンの旋律、透明感のあるヴォーカル、折り重なるコーラスが優しく頬をなでる。全体を通じての「哀しみと希望」のトーンは、まるで静かな祈りを捧げているかのようだ。