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| AVE MARIA 本田美奈子 |
『アヴェマリア(グノー/バッハ)』は、J.S.バッハの『平均律クラヴィーア曲集』第1巻の第1曲「前奏曲」を伴奏に、フランスの作曲家.グノーが主旋律を付けて1859年に発表した歌曲。
『シューベルトのアヴェマリア』、『カッチーニのアヴェマリア』と並んで3大アヴェマリアと称され親しまれている。
「平均律クラヴィーア曲集(Das wohltemperierte Clavier)」の第1巻は、長短24調による前奏曲とフーガからなる曲集(1720年頃成立)。
ピアノ演奏を学ぶものにとって最も重要な曲集の一つで、ドイツの指揮者フォン・ビューローは、この曲集を「音楽の旧約聖書」と賞賛した。ちなみに「新約聖書」とされたのはベートーヴェンのピアノソナタ。
ショパンの「24の前奏曲」や、ショスタコーヴィチの「24の前奏曲とフーガ」は、このバッハの「平均律クラヴィーア曲集」に触発されたものである。
「クラヴィーア(Clavier)」とは、ドイツ語で「鍵盤楽器」という意味。現代では一般的にピアノを意味するが、バッハの時代にはまだピアノは普及しておらず、当時はチェンバロ、クラヴィコード、ときとしてオルガンも含めた「鍵盤楽器全般」を意味した。 なお、「平均律」と訳されている「Wohltemperiert」は、「程よく調律された」という意味合い。
シャルル・フランソワ・グノー(Charles François Gounod/1818-1893)は、オペラ『ファウスト』で有名なフランスの作曲家。母親はピアニスト、父親は設計士。母親にピアノの手ほどきを受け、楽才を開花させた。
パリ音楽院に入学後、オペラ作曲家のフロマンタル・アレヴィ(Fromental Halévy)に師事。1839年にカンタータ『フェルディナン(Ferdinand)』でローマ大賞を受賞。すぐにイタリアに行き、パレストリーナの作品を研究した。
1870年から1875年まで、グノーは戦乱を避けてイングランドに過ごし、のちの王立合唱協会の首席指揮者をつとめた。この頃から、グノー作品の多くが実質的に声楽曲や合唱曲となった。
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