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| ave maria |
『アヴェマリア(カッチーニ)』は、イタリアの作曲家ジュリオ・カッチーニの代表曲。20世紀末にレスリー・ギャレットやスラヴァのCDで一気に知名度が高まった。
『シューベルトのアヴェマリア』、『グノー/バッハのアヴェマリア』と並んで3大アヴェマリアと称され親しまれている。
ジュリオ・カッチーニ(Giulio Caccini/1545-1618)は、ルネサンス音楽末期からバロック音楽初期におけるイタリアの作曲家。
その前半生についてはほとんど知られていない。30代半ば頃からメディチ家の宮廷で従事し、テノール歌手として働きながら作曲活動を続けていたという。
『アヴェマリア(カッチーニ)』については、カッチーニの作とみなすことに疑問の声も上がっている。
まず、出典そのものが当初から明らかではなく、録音も楽譜も90年代前半まで全く知られて来なかった。
さらに、80年代以前の愛唱歌を集めたどの楽譜にも収録されて来なかった上、現在入手出来る出版譜は全て編曲を経た物で、カッチーニの曲集には載っていない。
また、歌詞がただ"Ave Maria"を繰り返すだけという内容も、バロックの様式とは相容れないとされる。
これらの疑問から、本当の作曲者は現代の匿名の人物ではないかとの憶測が生まれたようだ。
すなわち、現代のある作曲家が、ヒーリング・ミュージックの流行した90年代初頭に匿名で作曲した曲が、自身も予想以上の人気を得て、いつの間にかバロック初期の作曲家の名前で広まったのではないかという説だ。真相は今だ謎に包まれている。
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