さくらさくら
日本古謡

弥生の空に見渡す限り さくらさくら花ざかり いざやいざや見に行かん

ソメイヨシノ(染井吉野)/出典:Wikipedia

 『さくらさくら』は、作者不詳の日本古謡。幕末に江戸で子供用の(そう/こと)の手ほどきのために作曲されたとされている。歌詞は時代によって若干のバリエーションが存在する。

 古来、日本人にとって最も馴染みの深い花である桜は、歌の題材や百円硬貨の表のデザイン、駅名、町名、人名、企業名に商品名など、花見の季節以外にも私達の生活に様々な形で関わりを持っている。

客寄せ「サクラ」の由来は?

 客を装って店が賑わっているように見せかける役割を「サクラ」というが、この語源も「桜が咲くと人が集まる」、「桜のようにパッと現われてパッと消える」など、やはり桜との関連性が指摘されているようだ。なお、この語源については、演劇・芝居などの内通者をタダで入場させることから、タダで見られる桜と掛けて「サクラ」となったとする解釈もあるようだ。

桜の王様ソメイヨシノ(染井吉野)とは?

 観賞用の桜として最もメジャーな品種と言えば、やはり「ソメイヨシノ染井吉野)」だろう。ソメイヨシノは、エドヒガン系のコマツオトメとオオシマザクラの交配で生まれたサクラの園芸品種だ。例年3月に気象庁が発表する「さくらの開花予想」(桜前線)も本種の開花状況が基準となっている。

 江戸末期から明治初期に、江戸の染井村に集落を作っていた造園師や植木職人達によって育成され、「吉野桜(ヤマザクラの意)」として売り出されていた。後に藤野寄命の調査によってヤマザクラとは異なる種の桜であることが分かり、1900年(明治33年)「日本園芸雑誌」において「染井吉野」と命名されたという。

 ちなみに、「江戸の染井村」とは現在の豊島区駒込付近にあった村で、現在、巣鴨駅付近の染井霊園にその名を残している。

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歌詞

さくら さくら
やよいの空は 見わたす限り
かすみか雲か 匂いぞ出ずる
いざやいざや 見にゆかん

<別バージョンの歌詞>

さくら さくら
野山も里も 見わたす限り
かすみか雲か 朝日ににおう
さくらさくら 花ざかり

 
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