日光和楽踊り 歌詞と解説 栃木県の夏祭り

日光よいとこ お宮と滝の 中は和楽の精銅所

『日光和楽踊り』(にっこうわらくおどり)は、栃木県日光市の古河電気工業(日光事業所)で開催される夏祭り・盆踊り、またはその歌・踊り。

ルーツは大正時代。日光には大正天皇の静養所である田母沢御用邸があり、天皇家とゆかりがあった。

大正2年9月6日、古河鉱業日光電気精銅所へ大正天皇が行幸。その後の祝宴の席で、『日光和楽踊り』の原型が誕生したという。

日光和楽踊りの様子

写真:日光和楽踊りの様子(出典:jalan.net)

翌年以降に、同曲で盆踊りを開催しようとしたが、当時の栃木県では、盆踊りは風紀上好ましくないとして禁止されていた。

そこで当時の所長は県知事に直談判。

「精銅所の名誉にかけても模範的な健全娯楽にしてみせる」

こう約束したうえで、「盆踊り」と区別するために「和楽踊り」と名づけ、夏祭りの開催にこぎつけたという。

和楽(わらく)とは、デジタル大辞泉(小学館)の解説によれば、「互いにうちとけて楽しむこと」の意味。当時の精銅所精神の3項目のうちの1つ、「協同和楽の精神」から採られている。

【試聴】日光和楽踊り

【試聴】 日本の民謡 名撰集 日光和楽踊り

歌詞の一例

ハアーエー 日光よいとこ (ハヨイヨイ)
お宮と滝の 中は和楽の アレサヨー 精銅所
(ハア アリャ アリャ アリャサ)

<以下、唄ばやし・囃子ことば省略>

丹勢山(たんぜやま)から 精銅所を見れば
銅積(かねつ)む電車が 出入りする

日光街道を シャンシャン鈴音
馬子(まご)は嫁頃(よめごろ) 紅緒笠(べにおがさ)

ひと目見せたや 故郷の親に
和楽踊りの この姿

金(かね)のなる木は ほかにはないよ
金ははたらく 腕になる

滝は四十八 華厳(けごん)の滝は
日本八景の 筆頭(ふでがしら)

和楽踊りに ついうかうかと
月も傾く 丹勢山

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